20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2018年7月頃のお話です。
♡ここまでのあらすじ
タイミング周期で妊娠したものの、5週で2回目の子宮外が確定。子宮掻爬と卵管切除の手術を受けて地獄のような数日間を過ごしましたが、どんどん回復していきました。
4日目 夜
シャワーを済ませて部屋に戻ると、テーブルの上に夕食が用意されていました。
ベッドの上で正座ができるようになり、(今までは背もたれがないと全く座っていられなかった)かなり元気になってきているのを実感。
完食は出来なかったけど、9割ほどを普通のペースで食べられるようになりました。
やっと届いた痛み止めを飲んで、またひたすら漫画。
痛みが全然なくなって、トイレに行く時も手すりを掴まずにスタスタ歩けるように!おおーっ、すごい…もう平気かも。
と思ったら、薬が切れると激痛。
夜中に何度も目が覚めて寝られなくなることもありました。
5日目
朝6時、採血。(これが何の検査だったかは記録がなく、忘れました…)
昨日と同じく、行動に制限はありません。
洗面室で顔を洗い、シャワーを予約しに行き、漫画を読んで過ごす。
あとは時間になったら食事が運ばれてくる。
何もしなくていいって、めちゃくちゃ贅沢…!
強いて言うなら、朝食を食べ終わってから4時間たたずに昼食が出るのは、寝てるだけの人間には量が多すぎてキツかったです。
トイレやシャワーで歩く度にどんどん力が回復しているのを感じ、2日前の地獄がもう嘘のようでした。あのスパルタには意味があったんだなぁと少し納得。
6日目
5日目と同じく、行動制限は特に無し。 血圧や体温測定が数回あるだけで、基本的に放置でした。
ベッドで漫画を読んでいるだけで食事が運ばれてくる、優雅な1日。(と思えるくらい元気)
食事も完食出来るし、お腹をそんなに気にしなくても自由に動けるようになってきました。
午後からナミナミ先生の診察。傷口の確認も異常なしで、サラッと終了。明日退院できることになりました。
その説明中に、予想外の話が…。
先生:今回右の卵管を取ってしまったので、これからは残念ながら右の排卵の時は妊娠が出来なくなったわけですが…
シオリ:えっ?? 妊娠出来ない? ですか?
先生:はい、0%ですね。
シオリ:え…、卵管が無くてももう片方がキャッチするって事があるんじゃないんですか?
(っていう情報をネットで見つけてたから安心してたんですけど???)
先生:あぁ…(失笑)それはそういう文献があるっていうだけですから。0%だと思って下さい。
…な…なんだって・・・?
確率は下がるけど大丈夫だと信じていたので、これはかなりショック。
と同時に、「この人は何を言ってるんだ?」とも思いました。そんなに奇跡的な事だとしたら、体験談がネットにゴロゴロ転がってるってことは無いはずだろうよ…何で希望を根こそぎ取るような言い方しか出来ないんだ?と。
ナミナミ先生のことは最初に会った時から最後まで…あんまり好きになれませんでした。
ちなみに、この反対側で卵キャッチの件。別の先生に話を聞くと「普通にある」と言い、また別の先生には「0%」と言い切られましたが、数年後に「確率は低いけどある」に変わっていました。(これはびっくりした)実際に自分の目で見て初めて肯定できるものなのかもしれないですね。詳しくは今後書いていきます!
…そんなこともありましたが、無事に予定通り6日目での退院が決定。
午前中の退院だから、夜のうちに荷物の整理をしながら過ごしました。
No.72に続きます。