No.77ー体外受精を考える時①

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2019年2月頃のお話です。

○あらすじ○

2回目の子宮外妊娠で右卵管を切除し、タイミング法で通院を再開。逆卵管での妊娠は不可能という考えの先生だったため、術後半年で2回しか排卵のチャンスがありませんでした。

妊娠しない焦り

手術をした頃…同じく子宮外妊娠をした人のブログをたくさん読んでいました。

片方の卵管を失くしても、3ヶ月後にまた妊娠(→出産)や、半年後にまた妊娠(→出産)出来たから大丈夫だよ、って話が多かったんです。

それを見た私は、とても図々しいことに…

えっ、そんなに時間かかるんだ…と思いました。

だって半年後に妊娠って、赤ちゃんに会えるのは1年以上先って事でしょ?そんなに待てないよ!って。

その体験談を書いている人の多くはそもそも不妊ではないという、大きすぎる違いに気付いていなかったんです。PCOSの私が同じようにいくわけないのに。

でも子宮外とはいえ4ヶ月間に2回妊娠・しかもタイミングで出来たという事実が、変な自信に繋がっていました。

自然妊娠は難しいって言われてたけど、大丈夫だったって事だよね?って。

だからこそリセット続きで半年過ぎた時はもう、焦って焦って。

この5周期の排卵は、

今になって冷静に見ればそこまで偏ってない。次が左ならちょうど半々だし。

でも、やたら右ばっかりなように感じて落ち込みがちでした。

たまに来る左の周期にリセットしたら、更に落ち込み…。

2回のチャンスで妊娠するなんて不妊じゃなくても難しいんだから、せめて5~6回試してから考えるべき。とも思ったけど

このペースで6回左排卵が来るには1年以上かかるよね?1年後…30歳なんですけど。

え、そんなの無理。

30歳はまだ焦るような歳じゃないって、頭ではわかるんです。

でも、26で入籍した当初から「今すぐに子供を」と願っていた私達にとって、20代のうちに1人も産めないというのは100%想定外の事でした。

あと、シオリの両親がかなり若くてね…父が30歳の時に、私はもう小2でした。どうしてもそれが基準になっていて、比べてしまうんです。(ちなみに義両親も若い)

焦る原因の第1位は間違いなくそれですね。

とにかくもう何ヵ月も待っていられないから、何か別の手を!と考えた時…

残るは体外受精だけ。

ナメたイメージ

体外受精って、踏み出すにはめちゃくちゃハードル高くないですか?

ブログ見てても、体外の周期だと急に見たことない専門用語出てくるし。BT・ET・グレード?AA??…なんですか??って。

私が不妊治療を始めたての頃は、本当に失礼だけど、体外受精はよっぽどの問題があってどうしても妊娠できない人がやる最終手段で、自分には縁がない話と思ってました。

そして、金さえ払えば間違いなく妊娠できる技術だと思っていました。

うん、バカかって感じですね(笑)過去の自分張り倒したい。

※バカすぎる話がまだ続きます↓

それで…半年前まで通っていたE田クリニックでは、「うちで体外やるなら1回40万円くらいね」って説明されたんですよ。

シオリが住む名古屋市の助成金(2019年当時)は、初回30万円。

だから私達は単純に…実質10万出せば妊娠は多分出来るけど、その為にそこまでするかどうか?という点で悩みました。(何様?)

タイミングでも普通に妊娠できる、と思ってしまった我が家にとって、1周期に10万なんて大金。

言ってもまだ29歳で妊娠経験があるのに、正直…そんな必要あるのかな?って思ったりも。

でも。我が家は子供が2人欲しいのです。

このままタイミングで粘って1人産めたとしても、子育てしながらまた何年も通院する事になったら絶対大変。

だったら今のうちに採卵して卵を凍結しておけば、あとは好きな時に戻すだけでいいじゃん!

1回の採卵で2人産める可能性があって10万(+保管料)の出費なら…かなりお得なんじゃない?!

そう考えました。

1回の採卵で2人”産む”って、どれだけ越えなきゃいけないハードル多いことか…。すごい発想してましたね。

お試しの1回

色々考え、話し合いをしていたんですが…

■ユズオの考え → 手段は何でもいいから早く結果を出したい。でも大変なのは主にシオリだから、やろうとは軽く言えない。

■シオリの考え → 結果が出るなら体の負担は構わない。でもユズオの収入に頼る事になるから、やろうとは軽く言えない。

という感じで、お互いに遠慮してるだけで「早く妊娠できるならやろう」というのは共通。

それなら“とりあえず””どんなもんか”試しに1回やってみよう。という結論になりました。

そこまでして駄目だったらどうしよう?って不安もあるけど、考えても仕方ない。

どの道やるなら、1日でも若い方が妊娠率高いもんね。

と、この時はまだ…なんだかんだ言いつつ、初回で1人は産めるはずだと思っていました。

No.78に続きます。

タイトルとURLをコピーしました