20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年1月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.107 信じられない医者/初めての採卵が地獄だった話→①・②
ドリリングの打診
採卵後の受診日に先生からとんでもない事を言われた、その続きです。
私はこの時の言葉がショックで転院を誓った…わけではなく、最初からこんな所はさっさと転院することしか考えてませんでした。そして次は多嚢胞治療のためのドリリング手術というものを受けたいと思っていました。(→No.106)入院・手術が出来るような大きい病院は紹介状が必須なので、今回はそれをお願いする為だけに来たようなもの。
シオリ:あの、最近ドリリング手術に興味を持って、採卵よりそっちをやってみたいと思ってるんです。
先生:ドリリング…?はぁ、あんなのあんまり意味無いけどね。効果あるものじゃないから。まぁでも、やりたいって言うならやってみたらいいんじゃない?1週間くらい入院になるけどね。あと、手術前の1~2周期は休み期間が必要で、その間はレトロゾールも使えないからね。
どういう理由があって「意味ない」って思うのか説明するわけでもなく、投げやりな言い方…。でもこの先生の意見を聞いたところで今は信用できないし、もういいです。紹介状だけ書いてくれたらこっちで考えるからいいです。あと手術前に休みが必要って話は、他の病院でもネットでも聞いたことないです。手術後ならわかるけど…謎…。
先生:じゃあ次回、紹介状書くのでまた希望の病院決めといて下さい。採卵後2週間でリセットするから、次は生理7日目の受診で。
…ん?何で次回?何の為の7日目受診??(ちなみに希望の病院はもう伝えたのに、です)採卵当日から今日(採卵後1週間)の間で腫れも出血も無いのに、ここから悪化するって事あるの?
説明なさすぎて全然わかんないけど、もう話したくも無かったので疑問はスルーしました。
初めて知る返金
その後お会計に呼ばれ、今日の分は¥1810。受精なしの時点で体外周期は終わったからか、保険効いてました。
これで終わりと思いきや。
受付:それから…この前お支払いいただいた採卵代ですが、使わなかった分の費用を返金させてもらいますね。前の領収書が必要なので、必ず次回持ってきて下さい。
簡素な説明とともに返金されたのは、驚きの22万円。払ったのが税込で33万なので、ちょうど3分の2。
この時の感情は嬉しい!とか助かる!とかじゃなく、「あ…帰ってくるんかい…」でした。この瞬間まで一言も伝えないのって普通なの…?全滅の報告の電話の時に、今度お金戻るから領収書持ってきてねって言えばよくないかい?
もし勝手に受診やめてたら、教えてもらえないまま全額持っていかれてたのかなぁ~それくらいの事はやるだろうなぁ~…とか思ってしまう。
病院に対して、ほんっっとに不信感しかありませんでした。
ここまでの治療費総額…¥739,054
(この体外周期にかかった総額…¥189,770)
22万も財布に入れてるの怖いからとりあえず銀行に向かう。
…なんか…この1ヵ月、何だったんだろう。嫌な想いしただけだったなぁ。
卵全滅のショックとか先生に言われたこと、採卵が辛かったこと…改めて思い出したらぶわぁーーっと虚しさに襲われ、歩きながら泣いてしまいました…
そしてズビズビ言いながらATMで大金を預け入れる怪しい女となったのでした(笑)
No.109に続きます。