20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年3月頃のお話です。
★前回のお話はこちら→No.113 / ドリリング手術とは?→No.106
相談タイム
B日赤病院の初診で、ネットには書いてなかったドリリングのデメリットを初めて知った私。帰ってからユズオと改めて相談しました。
そして我が家は…ドリリングに賭けたい気持ちはまだあるんだけど、今回はやっぱり2回目の体外受精に挑戦しようということに落ち着きました。理由は色々あるんだけど、
①AMHが下がりすぎてしまった時にどうしようもなくなるのが怖すぎる。
これが1番大きかったですね。最悪、早期閉経なんてことになってしまったら妊娠する術がなくなってしまうわけだし。手術自体のリスクよりよっぽど怖いです。
②採卵でもドリリングと同じ効果があるってこと
これは本当、目からウロコで感動しました。採卵で失敗しても、そのあと自然排卵→自然妊娠の可能性が少しでも上がるのは嬉しい。
③1回目の採卵が実質タダだった
採卵で1番気になる事って、やっぱりお金。1回目が大失敗で「コスパ悪すぎる」って落ち込んでたけど、助成金が入れば財布的にはやってないのと同じ。次が1回目のつもりでお金を使える。
④B日赤病院の体外、かなり安いっぽい。
初診時にサラッと説明された費用が、マジ??と思うくらい安かったんです。(別記事で詳しく紹介しますね)
遠いし通いにくい病院ではあるけど、時期を合わせてしばらく仕事休めば関係ないし。(パートのボス的な人がシオリを辞めさせたくていつも必死に嫌がらせしてたから、休むって言ったらむしろ歓迎されてました笑)
それと何より、ユズオが諦める気さらさら無いの。
うちの夫はとにかく子供が欲しい気持ちがずっと強くて、何度失敗してもめげないんですよ…
通院や自己注射で体も心も大変なのは全部こっちなんだから気軽に言うな!とかちょっと思ったりもする。
でも自分のボーナスが不妊治療に消え、シオリは仕事休んで無給になり、仕事終わりに愚痴を聞かされ、泣かれ…で結果陰性で終わったとしても、ユズオは絶対に文句1つ言わず前向きな言葉で寄り添ってくれるんです。逆の立場だったら何か失言して喧嘩になる気しかしないわ。
だから私も最終的には、辛くてもいいからこの人の子供が欲しい・この人の願いを叶えてあげたい って気持ちになるんですよねぇ。
すみません。ちょっとノロケました
だからユズオがやりたいって言うならやってやろうじゃないの。
4か月後にドリリングの予約は入ってるんだから、採卵してまた失敗だったら改めて手術するか考える時間はあるし。
そう思って2回目の採卵を決意しました。
採卵の意思を伝えると…
それから2週間たち、次に受診したのはD17。
少し前から排卵したのかと思うような体温が続いてたから、まさかの2周期連続で自然排卵!?なんて期待したけど、そう上手くはいかず。全く育ってませんでした。そりゃそうだよね…
そして、とりあえず2回目の採卵をしようと思うと伝えると、先生は「わかりました!」と言いつつパソコンに向かい、
カチャカチャカチャ・・・ぽちっ。(手術の予約削除)
はっっ!!
いきなり消された!!
駄目だったら手術も視野に…って話すつもりだったのに、何の確認もなく消されるとは。
また移植も出来ずに終わったらどうしてくれるんだよォォ(泣)
でも手術を待つ人は他にもたくさん居るもんね。未確定な状態で枠を埋めとくわけにはいかないか…。
この時が4月の初め。今の周期を薬でリセットさせると採卵時期がGWにかかってしまうから、連休明けの刺激開始に向けて調整していくことになりました。
先生:じゃあ体外を始める前に旦那さんと2人で説明を受けてほしいので、都合のいい時に予約取ってくださいね。
シオリ:??説明会の曜日とか時間って…?
先生:個別でやってるので、診療時間内ならいつでもいいですよ。
これ、すごくない???
Cクリニックの時の説明会は月1回の夫婦10組までで、それだけで数か月かかったのに。個別に時間取ってくれるなんて手厚すぎて驚きました。
■お会計…¥1810
ユズオの仕事の都合がつく10日後に説明会の予約を入れ、その日を待つことに。
ここまでの治療費総額…¥760,938
No.115に続きます。