20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去４年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★２０１９年２月頃のお話です。
★前回のお話はこちら→体外受精を考える時①
わからないことだらけ
体外受精を１回やってみて、サクッと妊娠させてもらおう～！なんて甘い考えに至ったものの…
わからないことが多すぎる。
調べれば調べるほど、方法も料金も通院ペースも…病院によっても人によっても、何から何まで驚くほど違うんですよね。
いざ自分がやるとなった時に、仕事と両立できる程度の負担なのかどうかが結局
やってみないとわからない。
ただ、体外をするなら転院しようということだけはすぐに決まりました。
なぜ転院？
通っているＮ木婦人科は、簡易体外受精の専門クリニックでした。
注射は一切使わずにクロミッドのみで卵を育て、１つ採卵→１つ移植を繰り返すというもの。(複数個育った時だけ凍結)
成功率は約３０％と低めだけど、体の負担が少ないから毎月できて、１周期３０万円。
そのシステムを知った当時の私は…
それは無いなと即却下。
３０万かけて卵１つ、しかも３０％って可能性低っ！コスパ悪くない？？何でそんな方法が人気あるんだろ？って。
シオリはPCOSで、常に４０個くらい卵胞が見えているそう。１度にたくさん採卵できる事が唯一のメリットなのに、わざわざ１つにするなんて考えられませんでした。
っていうかクロミッドだけで排卵したことないから、そもそも適用外じゃない？とも思った
我が家の(図々しい)目標は、１回の採卵で１人目出産→残った凍結胚で２人目を出産です。
そのためには注射を使った高刺激が必須でした。
PCOSで３０個くらい採卵して１０個胚盤胞になりました～とか言ってる人たまにいるじゃないですか。うちも当然そうなるもんだと信じていました。ほんと採卵ナメてました。
※ちなみにですが、こんな失礼なこと言ってたくせに色々あって考えが変わり…2021年は、このＮ木婦人科に戻って採卵しています。人生わからないもんです。
病院選び
転院すると決まったものの、じゃあどこの病院にしようか？
改めて候補となる病院をリストアップ。
知り合いには「体外やるならＡかＢにしなさい」と薦められていました。
やっぱりそうなんだよねー…(気が乗らない)
Ａは名古屋で圧倒的１位の有名クリニック。前に転院する時も調べた、初診で７万円という噂のところです。
そんなところで体外なんて、総額いくらかかるのか…。恐ろしくて無理無理。
(ちなみにHPの料金表でいくと、採卵&移植で６５万～１００万円以上でした。うん…やっぱ無理。）
Ｂは老舗で評判もよく気になるんだけど…シオリの生活圏からは通いにくい場所でした。
職場からだと１時間弱。仕事終わりからの移動＋待ち＋帰り…それから家事したら何時？？って考えると、日常的には厳しい。
通院自体がストレスになるのは絶対に避けたいんですよね。
それだけで候補から外れてしまい、あえて詳しくは調べませんでした。
他にもＣＭや広告でよく見る病院を調べてみたり、前通っていた病院を改めて調べたり…
たくさんの候補を出して考えたものの、選ぶ基準は結局通いやすさと料金。
高くても遠くても、成功率が高いところを選ぶべきとも思ったんですが…
１回の採卵で終われる保証はないのに、最初から明らかに高そうなところで挑戦する勇気は無かったんです。
転院先 決定
最終的に決めたのは、そこそこ近くて・そこそこ有名で・そんなに高そうじゃなかったＣクリニック。
ここが１番だ！って言うよりは、消去法で「まぁ、ここが無難かな」って感じ。
ネットのレビューは★2.5で結構ボロクソ書かれていたんですが、それはどこでもそんなもんだと思って気にしませんでした。
このＣクリニックで…
色々とありえないことが起きて泣かされることになります。
それはまた別のお話で…。
ここまでの治療費総額…￥435,164
No.79に続きます。
