20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去４年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★２０１８年７月頃のお話です。
陽性判定後の記事です。
＊こちらには検査薬の結果画像は載せていません。画像は後日、別記事にまとめます！
４w５d
昨日までの薄～い陽性で落ち込みっぱなしだったので、今日はワンドフーの排卵検査薬を使って検査。
結果はめっちゃくちゃ濃い陽性！
こんな事してても意味はないんだけど、少し安心できる。
妊娠検査薬でも同じくらい濃く出てくれたらなぁ…。
４w６d
夜中に、自分の泣き声に驚いて起きる(どんな状況？)
すごい悲しくて怖い夢を見て、号泣していた。
もう本当に赤ちゃんが居なくなってしまう暗示か何かのように感じて、一気に不安に。
でも調べてみたら、妊娠初期は(順調な場合でも)強いストレスや不安を感じて悪夢が増えるというのは普通にあることみたい。
体温も下がっていなくて、とりあえず安心。
朝になって、ドゥテストで検査。
結果・・・うっすら陽性。２日前や４日前と、まるで変わらない濃さ。
あぁ、これは完全に終わったんだな。
そっか…。
そんな気はしていたけど、やっぱりショックでしばらく呆然とする。
そして数分後にふと、もう一度見ると。
あれっ…？ 嘘でしょ？？？
なんかめちゃくちゃ濃くなってる！
終了線と同じとは言えないけど、９０％くらいの濃さはある。
これって、「化学流産じゃない」って期待していいの…？？
でも順調なら生理予定日頃にはこれくらいになるはずだよね。高２０でコレじゃ、さすがに絶望的…と思ってしまう。
思いつつも、期待を消せない。
そもそもの使用時期
でもさー。ドゥテストやクリアブルーって本来は【生理予定日１週間後から使えます】って製品でしょ？
それを予定日６日後に使ってこの濃さなら、普通は喜んでいいはずだよね。
なのに先輩達の沢山のブログのおかげで、この経過ではおそらく産めないことが早すぎる段階でわかってしまう。
不妊治療の良い所でもあり、悪い所でもあるなぁ…なんて考えていました。
症状
午前中は、ほんのり吐き気と やる気が出ないことくらい。大したことないなぁと思っていると、１４時に腹痛が始まり急激に調子が悪くなる。
生理予定日少し前から毎日、なぜか１４時台に必ず体調が悪化していました。
でも来週からは仕事に行かなくていい。
辛い時はいつでも横になって休めばいい。
そう思うだけで幸せすぎて泣けました。
ライブ
いつものように１４時過ぎに強めの腹痛が来たと思ったら、１時間横になっていても治らない。
どうしよう…出かけないといけないのに…。
夕方まで昼寝したら落ち着いたけど、少し心配。
というのも、この日の夜はライブの予定だったんです。
しかもライブハウスでオールスタンディング、激しめのロックバンド。(シオリとユズオ共通の趣味)
大・大・大ファンのバンドが地元に来てくれるという貴重な機会で、行かないという選択肢は無い。それでも「無理かもしれない」と思うほど体調は悪かった。
でも行きました。
今回は８５％流産と言われている状況。正直、安静にしても気休めでしかないと思う。
それなら楽しく過ごす方が大事！
(とはいえ転んだりしたらいけないので、基本的には柵とテーブルがあるところで大人しく観ました。)
立ってるだけで吐きそうだしお腹は痛いし、めちゃくちゃ疲れた…。
安静の必要性
※↓これは３年後の今になって思うこと。
不快に感じる方がいるかもしれないですが…批判を恐れずに言うと、この日ライブに行った判断は実験のようなものでした。
今回の妊娠では産めない可能性が高すぎる。もし今、色んな事を避けて安静に過ごした上で流産したとしたら…
また次に妊娠した時に、「今度こそ産みたい」という気持ちが強くなればなるほど、怖くて何も出来なくなるのではないかと。そう感じていました。
だから「安静にしてもしなくても結果は変わらない」という自信を自分の中に持っていたいというか。
どうなっても仕方がない事と割りきって、好きに過ごした結果…この周期は流産しませんでした。(子宮外だったけど、手術する日まで育ち続けていた)
それ以来、移植後や着床時期でも「これが原因で流れるかも…」なんて必要以上に心配することなく普段通りに生活するようにしています。
もちろん、安静にしないこと自体がストレスになる時は安静にするべきですが…
「何してても育つ時は育つ」くらいに、ドーンと開き直って遊び回ってる方が意外と妊娠するんだよなぁと思います。
不妊治療なんて大変なことだらけだけど、ストレスを減らしながら楽しく頑張りたいですね。
でもそれは今だから言えることで、当時は「それが出来たら苦労しないわ！！」とブチ切れてたかも(笑)
ここまでの治療費総額…￥276,330
次回、運命の受診日。No.58に続きます。
