20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年9月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.151 判定前に飲酒解禁
判定日を待たずに検査で陰性がハッキリわかってしまい・・・
あ~あ、また一からやり直しか…。とは思ったけど大して落ち込む事もなく、次の周期をどうするか考え始めました。
①もう一つの胚盤胞を普通に移植
どう考えても妊娠に1番近い。グレードも良いし、次は成功する予感がするんだよなー。(根拠は無い)でもダメだったら次が無い状況なのが嫌。もし出産できても、2人目の為に卵残すっていう元々の希望は叶わないし。出来れば少しでも若いうちにもっと凍結しておきたい…。あと、ホルモン周期って薬漬けで大変だしお金もかかるのに内膜育たなかったらキャンセルするしか無いところが嫌。キャンセルしても自然妊娠のチャンス少しは欲しい…
②貯卵
もう1回採卵に挑戦して、卵を何個か貯めてから移植に入る!でもお金も時間もかかるのに、また全滅でもしたら立ち直れないかな。でも仮に全滅でも、1つは胚盤胞残ってるっていう保険があるから気分的に良いような。でも移植前のお休み期間あること考えたら、最短で妊娠しても半年後とか?いやそんなに待ちたくないな…
↓でもでも言ってるうちに迷走が始まる
③ステップダウン
レトロゾールで左排卵狙えば、タイミングで妊娠もそんなに可能性低い話じゃない気がするんだよなぁ…。AIH+タイミングもアリかも。ゆるゆる通院しながら次の移植に向けて体整えるのがいい気がする。(それで妊娠出来るならそもそも体外やってないだろって話)
④休む
もう疲れちゃったから、一旦全てをやめて考え直す。仕事に集中してたら奇跡の自然妊娠ってパターンがあるかもしれない。(3か月に1回しか排卵しないくせに何言ってんだって話)
⑤転院
もし貯卵するなら他の病院がいいよなー。今の所は色々気になることが多すぎるし、通いやすさの面でも違うところ行きたい。でも気になってる病院だと多分採卵だけで60万はかかる。今回採卵~移植までで40万いってないから、比べちゃって財布が気になるだろうな…(それに初診待ちや検査で何か月かかるんだって考えると現実的じゃない。)やるとしたら初診の予約入れつつ、待ってる間に残りの1個を移植するっていうのが時間が無駄にならない? いや、そしたら貯卵になってないし妊娠しない前提で考えるのも違うな…
色々考えて迷子になってたら、ネットで初めて見る情報を発見!
⑥ドミノ法
ドミノ法っていうのはざっくり言うと、低刺激で1つ採卵→うまくいったら新鮮胚(または胚盤胞)で移植。受精卵が出来なかった場合は凍結してある卵を戻すという、周期を無駄にしない方法!…だそうです。一瞬ちょっと良いなと思ったんだけど、今の病院では卵1個でも30個でも採卵費や培養費が同じ。シオリがPCOSで大量に育てやすいってこと考えても、我が家に向いてる方法ではないかな。
うーーーーーん。
じゃあ自分的に1番納得できる方法って何なんだ・・・?
ってめっちゃ考えた結果、思いついたのがこれ。
[移植周期にレトロゾールを使って排卵まで持っていって、内膜が微妙だった時や左排卵だった時はタイミング・右排卵(卵管が無い方)や内膜の状態が良いって感じた時は胚盤胞移植っていうのをその時決める]って事は出来ないのかな!?って。
これなら移植キャンセルでも自然妊娠の可能性は残るし、費用もお安く済んで副作用も少ない。
え、これさ…めっちゃ良い考えじゃない・・・?
こんなんフジ先生に相談したらバッサリ切られそうだけど(笑)、聞いてみる価値はあるかな。ってことで、明日の判定日では次の周期の話になったらこれを提案。ついでにもし第二子を望んだ時(3~4年後)にまた採卵から始めることになった場合、今と比べてどの程度質が落ちるものなのかを聞く。その答え次第では移植より貯卵を優先も考える。っていう方向性でいこう!と決めました。
ちなみにユズオの希望は、残りの卵を普通に移植が最優先。次どうするかはそれが陰性だった時にまた考えたらいいし、2人目の妊活はそれこそ その時の状況によるから今考えなくていいんじゃないかって。
そりゃそうなんだけどさーーー。「ダメでもまだこれがある」っていう精神的な保険を残さないとどうしても気になっちゃうシオリでした。
ここまでの治療費総額…¥1,137,644
(この体外周期の総額…¥376,981)
No.153に続きます。