20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年5月頃のお話です。
★前回のお話→No.125点滴4回失敗で地獄
採卵準備
やっと点滴を終えて30分遅れでバタバタ部屋移動。採卵室の前まではユズオも一緒に行き、そこで別れました。そのままユズオは採精へ。
部屋に入ったら脱衣スペースで下を脱いで、バスタオルを当てながらベッドへ。(内診の時と同じような流れ)
あれ?そういえば髪下ろしたままだけどどうするんだろ。このあとキャップかぶったりするのかな?と思ってたら、まさかのそのままで大丈夫でした。いいんだ…。
部屋自体はけっこう狭かったけど、スタッフの人数は多め。特に先生が2人居たのに驚きでした。(何となく先生は1人+看護師がサポートってイメージだった)テキパキと血圧計や酸素マスクが付けられていくと、「今から手術なんだ」って実感して少し緊張。
※この時はその緊張で全然気付かなかったんだけど、採卵前にエコーしてないんですよねー。ただでさえ予定時間より大幅に遅れてたのに、排卵済じゃないか確認もせずに麻酔かけちゃうってありえる…?と終わった後から気付いてちょっと不信感。
いざ…と思ったら
看護師:では今から軽く麻酔をかけていって、眠い状態で消毒などの前処置をします。採卵の針を刺す時には完全に眠るようにしますからね。
看護師からそう説明を受けて、えー、先に麻酔入れてくれるんだ。前回は消毒も地味に痛かったような気がするから、それが無いのラッキー!
と思ったところで意識完落ち。早すぎない???今から入れますね~とか一言もなかった気がする。
フジ先生:…シオリさーん。わかりますかー?終わりましたよ。
先生に起こされて目を開けたら、まだ手術台の上。時計は11:05(40~50分かかった)。
え、嘘でしょ?…いつの間に終わったの?本当に一瞬も意識無かった…麻酔すごすぎるわ。
採卵数が多かった分めちゃくちゃお腹が痛いんだけど、それ以上に死ぬほど眠い。
意識が朦朧とする中、病室のベッドを運んでくるように連絡する電話の声と、スタッフが隣の部屋に集まって「卵が…」「精子が…」と話してる声がぼんやり聞こえる。
気付いたらまた寝てて、誰かに起こされました。重い目を開けると、顔をのぞきこんでいたのは説明会の時の培養土、川口さん。
あ…この人も居てくれたんだぁ。でも様子が、というか顔色が…
口を開く前から全力で申し訳なさそうな顔をしてて、もう嫌な予感しかない。
川口:あのね、卵は30個以上採ったんだけど…思ったように中身がなくて…。
嫌な予感、的中・・・。
ここまでの治療費総額…¥805,796
(この体外周期の総額…¥44,638)
No.127に続きます。