20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年1月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.212 これからの方針
転院
リセット後、D4でN木婦人科へ。初診扱いになるかどうかがよくわからず、受付で「2~3年ぶりなんですが…」と声をかけたら、
受付:えっと…2人目をご希望ということですかね?
シオリ:いえまだ1人目です。
受付:あっ、えーと、じゃあずっとお休みされてた?
シオリ:いや…他の病院で続けてたんですが妊娠してないんです。
受付:あっ・・・
なんて気まずい空気になりつつ、今までの経緯を知りたいからと初診扱いで問診票を書くことに。
ここに最後に来たのは、2回目の子宮外が確定して紹介状を貰った日。そこで途切れたカルテと問診票に書いた内容を見比べて、「大変だったのね…」と心底気の毒そうに慰められました。
めっちゃ優しくて沁みる…んだけどこの人、前はすっごい塩対応の嫌な感じで苦手だったから、優しいと逆にちょっと不気味。何があったんだろ…
その後すぐ処置室に呼ばれて、看護師の問診でした。時短のため、話の内容や質問を先にまとめておいて看護師から先生に伝えるそう。
今後の希望をざっくり話すだけかと思ったら、前回の体外ではどの薬を何回打ってどうなったかとか、妊娠から流産までの経緯なんかも想像以上に詳しく聞かれてびっくり。ここは注射使わない方針だから関係ないかと思って、そこまで確認してこなかったよね。
他の病院だと治療歴まとめて行ってもサラッと目を通して「ふーん」で終わるようなとこあるから、ちゃんと聞いてもらえるだけでもかなり手厚いなーと思いました。
そこで流産のことについて話していた時…
看護師は「8週まで粘ったけど心拍見えず流産確定」と思っていたそうで、そうじゃなくて心拍は2回見えたことを話すと驚かれました。心拍確認後の流産っていうのはかなり少なくて、心拍=ほぼ産めると思っていいものなんだって。
体外だと流産率が高いっていうのはそもそも体外やる人の平均年齢が高いからであって、30歳そこらなら関係ないらしい。
心拍見えたら95%産めるってよく見るけど、言い換えれば20人に1人は産めないんだからそこまで珍しい事じゃないのかと思ってたけど違うの?? 実際どれくらいの割合なんだろ…ちょっとショック。
先に不育症の検査をしておいた方がいいかもと言われたけど、それはユズオと話し合ってやらないと決めたことだから流しました。改めて言われると気になるけど。
質問
シオリが希望する右→体外 左→タイミングは出来るのかについては、やることは全然問題ない。でも体外なら受精の様子を確認できたり妊娠率も高いメリットがあるのに、わざわざタイミングはさむ必要ある??っていう不思議そうな反応でした。
そりゃわかってるけどさ、そのメリットの為に30万×毎周期は無理よ・・・。産み分けのこともあるし。
まぁとりあえず1番聞きたかったことは解決したからOK。
久しぶりの先生
診察室に入ってからは問診のおかげで話が早くて、シオリが何も言わなくても「こうでこうで、こうしたいのね。ハイわかりました」って感じでめちゃくちゃスムーズでした。
話してる間に先生がホルモン検査をするって言ったら、その場に台を持ってきて血管探すこともなくササっと一瞬で採血。
体外は説明を聞いたらすぐにスタート出来るから、次周期からやろうか。今回はとりあえずタイミングで…(今までのカルテ見て)前と同じレトロゾール2錠でいいね。次D12に見ましょう。ハイ、いいですよ~。 で、超あっさり終了。ものの2~3分。
でも不快感は全然なくて、検査結果の画像データ見せたにも関わらず「自分の目で見てないから」って理由で卵管造影の予約取る所からスタートだった某病院とは大違いでした。採卵で酷い目にあったあの病院ね。(めっちゃ根に持ってる)
しかも体外の説明会は個別にやってるから好きな日を選べて、30分~1時間かけてくれるそう。帰りに予約を取って会計して、到着から全部終わるまでにかかった時間はなんと50分でした。職場からも家からも10分ちょっとで、この待ち時間の無さ。しかも安い。
なんてノーストレスなの!!拍手~っ
そろそろ有名クリニックに行った方がいいとも思うんだけど、シオリにとっては結局こういう通いやすさが1番大事で捨てられないポイントでした。
■お会計…¥5130
このタイミングであえて低刺激のみの病院を選ぶことは、もう賭けでしかない。この判断が吉と出ると信じてしばらく頑張ろ。
ここまでの治療費総額…¥1,317,830
No.214に続きます。