20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年5月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.256 採卵4回目③
またしばらく待ち、今度こそ診察に呼ばれました。内診台に乗る時、下着を見たら既に血出てる…!どっか傷ついたのかな?(針刺してるんだから傷ついたも何もないんだけどさ) そりゃ痛いわけだ。
内診は出血の確認だけで特に処置は無いから完全に油断してたんだけど、これが何故か激痛。
何がどうなった痛みか全くわからなくて表現できないんだけど、例えるとしたら怪我してるところにいきなり粗塩をすりこまれるような感じ?…とにかくもう飛び上がるくらい痛くて、「何しとんねん!!」って暴言吐く寸前でした(笑)内診であんなに痛かったの初めて。
ちなみに出血のことがちょっと心配で軽く聞いたら、「大丈夫です」の一言で終了。もし大量に出るようなら受診してねとか、そういう言葉も無いことにちょっと違和感…そんなもんかなぁ。
診察室に移動すると、さっきの卵の写真を渡されました。モニターで見た時はけっこう神秘的な綺麗な丸だったと思うんだけど、写真はこれ。
えーと?・・・このモジャモジャ何?? 思ったのと違いすぎるんよ。
機材の問題なんでしょうか。正直これもらってもどうすれば…って感じでしたよね。
今日取れた卵はこの一個だけで、残りは残念ながら空胞だったそう。(またか)
そうそう、気になってたフラッシュは、卵胞を吸った後に培養液を戻して中を洗浄して、もう一回吸うことで卵が壁に張り付いて取り残されてる可能性を減らす技だそうです。(すごいざっくりした解釈)だから今回の採卵数は3個だったっぽくて、残ったのが1個。
先生 でも今回は精子の結果的にも、受精はまず問題ないでしょう。明後日移植の予定で、明日受精確認の電話します。
はぁ・・・。え、何を根拠に言ってんの???
卵が5個くらいあるなら移植前提にするのもわかるんだけど、1個しか無いのにそれ言うか??いくら精子が良くても卵の質が悪きゃ受精失敗するかもしれないのに、何で変に期待を持たせる言い方してくるんだろう。
今回はダメそうだと思ってたけど、先生がそう言うなら大丈夫かもしれないと思い直す…
なんてことは全くなかったです。だって絶対ダメだと思うもん。
お会計は本当に0円(採卵で卵が得られなかったら次回の採卵無料になるシステム)で、採卵したのに財布を出さずに帰るなんてなんか不思議な感じ。これのおかげで空胞が多くても精神がやられないんだと思う。本当ありがたい
帰る前の血圧は95ー55で低いけど朝と比べて大きな下がりはなく、ふらつきなども大丈夫。ただやっぱりお腹はめちゃくちゃ痛くて、前かがみでゆっくり歩くのがやっとでした。
それでも家事する気はあったから帰りにスーパーに寄ったけど、何が作れるのか?何を買ったらいいのか?色々考えても全く頭が回らない。結局簡単に食べられるものだけ買って、11時前に帰宅しました。
しばらくゆっくり座って休みながら、そういえば精液結果の良いって言われたけどどんなだったんだろう?と思い出して紙を見てびっくり。
運動率とかはいつも通りの感じとして、量よ。
なんと0.4mlでした 。過去一の少なさじゃない?
先生の言う質が良いって言うのは「あくまで体外受精に使う分には問題ないレベル」っていうだけで、一般的な基準を満たしてるって意味ではないのね…。
基準値の3分の1しかないし、そもそも基準値って最低限のラインであって平均は3mlくらい(!?)あるらしいこと考えると…やっぱ自然妊娠はかなり厳しい(ってか不可能に近い)のかな?産み分けどうこう言ってないで、何も考えずに体外だけやっていくべきなのか・・・。とりあえず移植できるまでは連続で体外やるつもりだから今は考えないことにしよう。
お腹は変わらず痛いんだけど胃は関係ないらしく普通にお腹が空いて、食欲はむしろ普段よりすごいし甘い物欲も強め。久しぶりにお菓子が止まらないモードでめっちゃ食べまくってました。
座ってると全く問題ないんだけど、立ち上がるとまた子宮をねじり上げるような強烈な痛みでギャァァー!ってなる。本当痛い…。
てか陣痛ってこんな感じなんじゃない?(違う)
違うけど、いつか経験するであろう陣痛に向けて耐性をつけてると思えばこの痛みも無駄じゃない気もする。って無理やりポジティブに変換。
昼過ぎにあまりにも眠くてちゃんと布団に入って昼寝したらそのままがっつり3時間爆睡。にもかかわらず夜も眠すぎて、お腹も腰も痛いしなんか熱っぽいし。
風邪ひいてるのに無理して動いてる時みたいな感覚になってきて8時半に限界突破。…ユズオにゆっくり話をする余裕もなく、そのまま朝まで寝てしまいました。
ここまでの治療費総額…¥1,576,520
No.258に続きます。