No.204ー稽留流産 手術⑤

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。治療歴はこちらから

11:30に ユズオに「ちょっとねる」と短いLINEを送り、パタッと電池切れ。手術室に入ってから病室に戻るまで、ちょうど40分でした。

それからしばらくは、不思議な感覚。

目を閉じる→夢なのか考え事なのかわからない妄想が始まる→必ず話が悪い方向に進んでいく→あ、この話は駄目。やめよう。と思って目を開けると話が終わる→死ぬほど眠い→目を閉じる…っていうのを延々繰り返してました。

それと看護師さんがこまめに点滴の様子を見に来るので、その度にうっすら目を開けてこっちも様子を見ていました。(少しでも退院が早まるのを期待して、寝ていないのをアピールする謎行動)

意識は起きてるんだけど、天井がふわふわ・ぐるぐるしていて長く目を開けていられない。

12:05 「麻酔すごい 不思議な世界にいるの」と、返事に困るLINEを送りつける(笑)

やたら暑くて寝苦しい。手術で熱が出てるのか、麻酔の影響か…。マスクが鬱陶しくて外したかったけど、耳だけ取って口の上にかけておいた。

12:40 意識がはっきりして、天井が回らなくなる。スマホを見続ける元気が出る。

血圧と体温の測定。血圧を見た看護師さん、「ん??」と言って黙ってやり直し。特に何も言われなかったけど結構低かったのかも。それから出血が無いかの確認で、パンツをめくって直接中を覗かれる…。だいぶ恥ずかしい。

13:00 夕食を今のうちにデパ地下で何か買っておこうか作るかリクエストを聞かれる。もうすっかり元気のつもりなので、帰りに一緒に三越行こうと返事。調子乗りすぎ。

「カレーパンとメロンパンどっち食べるか、ずっと考えてるくらいだから食欲も大丈夫!」と自信満々に送っていました。※後で痛い目見ることになります。(当たり前)

ここで、目が覚めてから今まで腹痛が全く無いことにふと気付く。まだ麻酔が効いてるんだとしたら切れた時が怖いけど。

13:30 術後ちょうど2時間で、再び血圧・体温・出血チェック。また血圧は測り直しになり、「…いつも低いですか?」と聞かれた。普段は低血圧も貧血も無いんだけど、こういう”何か”した時は下がりやすいことと、前回の術後、初めて立った時に血圧が急降下して吐いたことを伝えておく。

13:40 いよいよ歩く練習。最初に「よっぽど大丈夫だと思うけど、もし気分が悪くなったらすぐ教えてね」と言われました。

さっきの話を伝えた直後でもそう言われるなら、本当に”よっぽど” 他の人達も楽々クリア出来てるってことなんだろうな~とぼんやり思う。

まず頭だけ上げて様子見→座って様子見→立ち上がって大丈夫そうなら歩く→トイレまで行って、戻る。自分でも思った以上にスタスタ歩けて、余裕のクリアー!

一人でトイレに行ったり水を飲むのもOKとなり、点滴を抜かれました。

看護師:この後は何時になるかわからないけど内診があって、それが終わってから会計の計算をするから、退院までまだしばらく時間がかかるかもしれない。また呼びに来るのでお待ち下さいね。

で、放置。

うーん。何時になるかな。……あれ?着替えはどのタイミングでするの?水はOKって言われたけど食事はいつからいいの?(軽食を持ってくるよう言われてパンを買ってきてました)

…???

次々聞きたいことが出てきたけど、ナースコールして「パン食べていいですか?」とは聞けないな…。まぁでも内診したらそのまま会計して帰るわけだから、もう全部今して良いんだよなぁ…多分。

14:10 とりあえず着替え。立ち上がると一気に足元がふわふわしてきて思ったより大丈夫じゃなく、少し気持ち悪い気がしてくる。もし後から吐いたらと思うと、カレーパン食べるのは止めた方がよさそう。

よし、メロンパンだな!!

その状態で食べるの優先って考えられないですよね笑 朝から絶食でめちゃくちゃお腹すいてたんです。

でも1口かじった瞬間、本格的な吐き気に襲われました。

すぐにベッドに戻ったけど、全身から変な汗が噴き出している感覚で横になっても頭がふわふわ。ヤバい、意識を失うかもしれない。

少し歩けたくらいでいきなり着替えと化粧とごはんを一気に…っていうのは完全に調子乗りすぎでしたね。

しばらく休んで少し落ち着いたころ、看護師が内診のお迎えに来ました。思ったより早かった。

ここまでの治療費総額…¥1,282,590

No.205ーその⑥に続きます。

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