No.222ー簡易体外受精の詳しい流れと料金②

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2021年2月頃のお話です。

名古屋で簡易体外受精を行っている稲垣婦人科さんの説明会に行ってきました。転院を悩まれている方の参考になればと思い、わかったことを詳しく紹介しています。

※2021年時点の情報です。料金等変わっている場合がありますのでご注意ください。

★採卵~移植の流れについてはこちらから→No.222 説明会①

成功率

「簡易」体外受精…しかも新鮮胚移植と聞くと気になるのは、成功率が低いんじゃないかってこと…。

この日貰った資料によると、2017~2018年の1年間で行われた新鮮胚移植の妊娠率は30-35歳で29.8%でした。(36-39歳でも27.4%)

正直、1回30万払って30%って・・・いやいやいや高いでしょ。とか最初は思ってたんですよ。

胚盤胞移植だと妊娠率は大体40%ちょいくらい?グレードが良いと50%以上って言ってる所もあるけど、全体で見れば圧倒的に高いわけではないんですよね。しかも移植以前にまず胚盤胞に到達できる確率が約半分なので、卵1つが胚盤胞になって妊娠する確率は新鮮胚移植よりも低いくらいです。

ただ高刺激で採卵した場合は、受精卵が何個も得られることが多いから1採卵あたりの妊娠率は高くなるわけで。ある病院では、採卵2回までで80%の人が妊娠出来ると書いてありました。

でもたくさん取れば絶対たくさん残るってわけじゃないし、たくさん採卵したら卵巣休ませなきゃいけない分時間がかかる。移植代も、そのための薬代もけっこうな高額だし。

色々考えると…結局どっちがいいかは結果論でしかないけど、1回30万で30%って数字は決して低くはない気もしてきました。

ちなみに流産率は30代前半で約13%、30代後半で約23%。これは自然妊娠とそんなに変わらない印象でした。

料金

新鮮胚移植で1回30万というのはネットで見て元から知っていた情報でした。確かに他より安いけど…体の負担が少なくて毎周期出来るとはいえ、実際それを毎周期払うのってかなりキツくない??最悪3ヵ月で90万かかるってことだよね?

特にシオリみたいに採卵しても空胞ばっかりの人間からしたら、なかなか移植すら出来ない状態で何回も払い続けるのは精神的にも無理!だから移植出来なかった時の費用がどうなるのかが1番心配なポイントだったんです。

料金表を見てびっくりしました。

1回約30万円というのは初回の総額の話で、採卵代は1回目20万→2回目18万→3回目以降16万と回数を重ねるごとに値引きされていくシステムだったんです。

初回の総額には術前検査とブセレキュア1本も含んでいて、しばらくはそれも必要ないことを考えると1回目と3回目では全く同じ内容でも5万円以上安くなります。

しかもなんと、変性卵や受精失敗などで移植に至らなかった場合は移植が出来るまで採卵代が無料!!(※上限3回までなど条件あり)

もし空胞で終わったら、次の周期は薬・エコー・採血代くらいで採卵まで行けるってこと。次もダメならそのまた次も。

…え?これ、めっちゃくちゃすごくない???

他にも顕微授精料が2万円だったりhcg注射が1000円だったり、何を見てもとにかく安いの。費用面では今まで行った病院で1番安いのは間違いなくて、若い世代に人気があるのも納得でした。

もちろんコスパが全てではないけど、失敗したときに「何十万も払ったのに…」とか「次もダメだったらまたお金が…」とか考えるのってすごいストレスになって妊娠力を大幅に下げると思うんですよ。(※持論です)

だから安いに越したことはない!と堂々と言います。子供を求める気持ちの強さと、いくら払えるかっていうのは比例しないはず!

それに成功率30%は少し低めだと思ったけど、採卵から移植まで3セットやっても3~4か月しかかからないわけで…これだけ負担少なく何回も挑戦できるなら、逆に結果出るの早いんじゃないかな?

そう信じて、とりあえずしばらくここで頑張ってみようと改めて決めました。

30分ほどで資料を見終わり受付に声をかけると、また別の部屋に案内されました。

ここまでの治療費総額…¥1,320,530

No.223に続きます。

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