20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年11月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.189 胎芽だけ育たない①
採血
今出来ることはホルモン検査くらいで、念の為やっておこうかという話に。ホルモン不足が原因で胎児が育たなかったっていう人が、滅多に居ないけどたまに居るらしいんです。
シオリは先週プロゲストンデポーを打ってて、それからの1週間で育ってないんだからホルモンの問題ではないんだけど…まぁ可能性は1つでも潰していきましょうってことで。
でも今日は追加の注射も薬も無し。
え、もしホルモン不足が原因で育たなかったって後からわかったら、めちゃくちゃ悔やまれるんだけど…。いや、打っても育ってないんだから結果は同じか?
とりあえず今気にしてもしょうがないから、ホルモンは関係ないと信じることにする。
他に先生が言っていたのは、
・今の時点で流産の可能性が高いとまでは言えないけど、来週も大きさ変わらずだったらさすがに難しい。
・流産になった場合は染色体検査が出来て、それをやれば原因がわかるかもしれない。
・ダメっぽくても心拍が動いているうちは様子を見ていくしかない。育たない場合は何もしなくても勝手に止まっていく。
ってことで…。なんかつまり、赤ちゃんが死んでいくのをただ待つしかない…って遠回しに言われてるみたいで悲しい。染色体検査の話はよくわからなすぎて何も質問できず、モヤモヤしたまま終わりました。
会計待ちの列に並んでる間…1か月健診や退院の時間とかぶったみたいで、新生児を抱いた幸せそうな夫婦がやたら多くて目につく。自分も今回こそああなれるかもしれないと思ったのに、何で…。急に泣きそうになって、列を抜けようか迷ったけど何とか耐えました。こういうところが総合病院は辛い。
キューちゃんはまだ生きてる。
流産が確定したわけでもないのに、落ち込んでたら駄目だよね。
■お会計…¥8200
会計たっっっか。採血したから4000円くらいかなー?と思ってたら倍でした。後で気付いたけど、妊娠してるとエコーも自費になるから高いんですね…。
その帰り、職場の子持ちのお姉さんにどうだった!?と聞かれ、流産しかけていることを報告。
こういう時は決まって最後に「まだ若いから大丈夫」って励まされるけど…「若いのに産めてない」っていう事実は何で置き去りなんだろうって思う。次のチャンスが来るたびに、流産率は上がっていくのに。
また不妊治療の日々に戻って、一からやり直しか。
いつになったら妊娠を喜べる日が来るんだろう。
赤ちゃんを抱ける日なんか来ないかもしれないのに、いつまで続けるんだろう。
そんな負の気持ちばっかりがぐるぐる。
最後まで諦めたくない気持ちもあるけど、今回はダメだって何となく自分でわかっちゃうんですよね。悪阻らしきものも明らかに日に日に減ってきてるし。
家に帰ってから、流産した場合の染色体検査について調べ始めました。
ここまでの治療費総額…¥1,271,390
No.189に続きます。