20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。治療歴はこちらから
術後の内診へ
退院前の内診のため、看護師に付き添われて病棟内の内診室へ移動。ゆっくりだけど普通に歩いていたら…
看護師:全然大丈夫そうですね!術後は皆さんけっこうゲロゲロな感じなんで、昼すぎにあんなにすぐ歩ける人なんて、なかなか居ないんですよ!
は…??じゃあさっきの「よっぽど大丈夫だと思いますけど」ってセリフはどっから出てきたん…!?
シオリ:あー…けっこう何回か麻酔かけてるんで、体が慣れてきたんですかね?笑
看護師:あー、そっかぁ…。…あのー、ちなみに手術中って・・・大丈夫でしたか?
シオリ:(どういう意味だろ??) なんかずっと夢見てましたけど~。
看護師:そうですか…。手術中、けっこう目開いてたんで。まぁでも、覚えてないなら大丈夫だったんですかね?
こっわ(◎-◎;)
目は開いてるけど声かけても全く反応が無いから、ちゃんと麻酔が効いてるのかわからず心配させてしまってたようです。
開けてた記憶は全然無いけど、だとしたらあの赤い手術室の夢は実際に見てた景色だったのかもしれないですね。
部屋から内診室まではほんの10m程度なのに、少し歩いてきただけでどっと疲れて一気に体が辛くなりました。
先生が来るまで死んだ目で待機してたんだけど、目の前を通るのはお腹の大きい妊婦さんや赤ちゃんを抱いた助産師ばかり。…地獄みたいな空間でしたね。
でも不思議なくらい、泣きたいとか悲しいとかいう感覚は無かったです。
産める人がいる。自分は産めなかった。 ただそれだけのこと。
麻酔の残りと体調が悪すぎるので頭回ってなかっただけかもしれないけど、この時は本当に感情が無でした。
内診
いざ内診台に上がろうとすると、足がガクガク震えてる。頭が重くて全身しんどくて、まっすぐ座ってるのも無理なくらいに体調は悪くなっていました。「少し出血はあるけど、特に問題は無いですね~」の一言で診察はすぐ終了。
服を直してる間、カーテンの向こうから途切れ途切れに聞こえてきた看護師のヒソヒソ声。「先生すみません…の書類…が…渡し忘れ…サインが無く…」「じゃあ今から…して…それでいいよ」
そんな話を何でわざわざ患者がいるところでするんだろ?感じ悪いよなー…
と思ってたら、うちの手術に関する書類にミスがあってそれをごまかす相談だった事が後で判明しました。ほんっと不信感しか無い。
その話が終わったら二人ともさっさと出て行ってしまい、部屋まで戻るのは一人で大丈夫か聞かれもしませんでした。
さっきの比じゃないくらい辛いのに…勝手に戻れってことね…(-“-)
ここまでの治療費総額…¥1,282,590
No.206ーその⑦に続きます。