No.131ー不可能だと思っていた胚盤胞凍結

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2020年5月頃のお話です。

★前回のお話はこちらから→No.130 採卵後の不調

♡あらすじ♡ 採卵は30個以上したものの、中身があったのはたった3個。そのうち2個受精したけど、胚盤胞になったもののみ凍結という方針の病院だったので移植→出産まで行ける可能性はかなり低い…と諦めモードの毎日でした。

受精確認から今までずっと、「どうせ全滅だろうから」と勝手に諦めて緊張感なく過ごしてきました。なのに…診察室に呼ばれて入る瞬間、急に猛烈に緊張。

どんなに覚悟してても、悪い結果だったら頭が真っ白になって上手く話せなくなるかも…とか、よくわからない色んな気持ちが押し寄せてきて心臓バクバクしてました。

今日はフジ先生ではなく、アイ先生(医者とは信じられない可愛い女医さん)

アイ先生:シオリさん、その後お腹の痛みなどはどうですか?

シオリ:あ…けっこう痛くて、歩くと響く感じがずっと続いてます。(いや、痛いけど気持ちはそれどころじゃない)

アイ先生:かなり卵の数が多かったから、まだしばらく痛みは続くかもしれませんね。このあとエコーで腫れを確認しますので。それで凍結の結果なんですが…。

来た…!先生の表情、全然明るくないよー。やっぱりダメだったかな…

と思ったら???

アイ先生:両方とも胚盤胞になって、2個凍結出来ました。グレードもとても良いですよ。

・・・両方凍結?!

シオリ:えっ?? 本当ですか。(真顔)

それ以外、本当に何の感想も出てきませんでした。

2個培養して2個胚盤胞、しかもグレードも良いなんてそんな上手い話ある?私の卵だよ??? って。(前の病院では、今まで一回も卵出来たことないんじゃないかとか散々言われてますからね)

えー、出来たんだ…。へぇ…。(それしか出てこない)

喜びもまだ感じないまま、とりあえず腫れ確認のエコー。

卵巣は右7cm・左6cmで腹水も少し溜まっているそう。腫れが強いから最低2周期は休まないと移植は出来ない。

シオリの場合、自力の排卵で2周期待つと半年以上かかる可能性があるから薬で生理を起こしてもいいけど、前回の採卵後は排卵が早かったから今回もそうなるかもしれない。しばらく様子を見て自然で無理そうならまた受診、ということに決まりました。

アイ先生:他に何か質問はありますか??

…次の採卵に向けた質問しか考えてこなかったから、移植に関する事は全く何も思いつかない(笑)

でも1つ、気になっていたことを聞きました。

今回卵が採れなかった20数個は元々(育つ途中の段階から)空胞だったのか、採卵のタイミングがズレていたから未熟のまま終わったのか?ということ。

先生の答えは、「それはわからない」でした。

もし次に採卵するとしても、弱い刺激だと数が少なくなるから、そこそこ強い刺激で…要するに、前回と同じやり方でもう一回試すしか無いとのこと。

うーーん・・・?

やっぱり採卵のE2調べてれば、ある程度わかったこともあったんじゃないかなぁ。次はホルモン値をこまめに見ながらやりましょうとかならわかるんだけど、何も変えずに同じことするってどうなんだろう。またちょっと不信感。

何で採血しないのか聞きたかったけど、しばらくは移植周期だから今は関係ない事だし、とりあえずやめる。次の採卵することになったら聞こう…

その流れで、「では次の受診は移植に入る頃に…」と終わりそうな流れに。

え、ちょっと待って? 結果の紙とか何も貰ってないよ???

っていうかグレードも「良い」としか聞いてないけど?…どういうこと?!?!

ここまでの治療費総額…¥970,796

(この体外周期の総額…¥209,638)

No.132に続きます。

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