20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年7月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.288 ET13 フライング結果
フライング陽性後の記事です。
体温 36.96 変わらず安定。
起きたら6時で、かなり久しぶりに猫が胸の上に乗って腕枕で寝てる。(やっぱり妊娠すると甘えてくる説あり??)すごい眠いけど弁当の用意早く済ませちゃいたいー…って考えてたら目が覚めてきてそのまま起きた。
お弁当作って夜ごはんの仕込みして、1時間くらい立ってたら微妙に吐き気。すごい体調悪いって程じゃないけど立ち仕事は辛いかも。今日は休みだからいいけど明日から大丈夫か?
最低限のことが終わったら他はやる気なくて、座ってぼーっとしがち。とはいえ座ってると腰痛が辛い。この前のベルトが今日あたり届くはずと信じてたのに、確認したらまだ発送もされてなかったーっ。まじか。この腰もう我慢ならんのに。
今日の病院は空いてくる11時過ぎくらいにゆっくり行けばいいかなと思ってたけど(時間指定されてないから好きな時でok)、トイレ行きたくなってきてハッと気付く…
尿ため問題をすっかり忘れてたじゃんね。
今トイレ行ってから11時の検査じゃ薄まりそうだし、そもそも出る気がしない。でも午後診まで待つのもスッキリしないしな〜。うーん…
やっぱ今すぐ行くか!と、迷った末に即出発。小走りで駅まで行ったらギリ電車に間に合い、尿意と戦いつつ9:40病院に到着しました。
普段なら採卵終わりの人+AIHの人+その他の朝一受診の人で1番混んでる時間帯だからけっこう待つのを覚悟してたけど、入ってみたら待合室にはたった2人。こんな空いてることある?たまたま採卵もAIHも居なかったとか??
座ってすぐに受付横のカウンターに呼ばれて、看護師から「生理はまだ来てないですか?」と確認されました。じゃあ尿検査を…と出された紙コップを手に取る瞬間、
後ろに居た受付のおばちゃんが満面の笑みでウンウンとうなずいてる。笑
目を合わせて、お互いニッコリ。 え、この前から妙に気にしてくれてるじゃん…嬉しいけどちょっと気まずい。トイレから出ると、割とすぐ中待ちに呼ばれました。
もう呼ばれるな。
…そろそろかな?
いや前の人が長いな。
まだ話してる?こんな長いこと珍しいってくらい長い。
けっこう腰が痛いし、吐き気も少しある。ただ座ってるのもちょっと辛い。
やっと出てきた。いよいよ来るぞ…と思ってから5分、まだ呼ばれない。
あーこれ多分そのまま隣の部屋でAIHやってるな…。
リラックスしてここまで来たのに、待ちが長いと変に緊張してくる。結果はわかってるんだけど、何ていうんだろう。聞きたいことを聞きそびれたらどうしようの緊張?
今気になってるのは、不育(流産の可能性)のこと・黄体補充のこと・張り止めのこと。3つか…3つなら聞けるか…?
あまりに呼ばれないから待ってる間に色々調べてたら、どうやら子宮外の場合は流産の回数に含まないらしい。(子宮外はどっちかっていうと妊娠じゃなくて病気の扱いみたいなニュアンスなのかな?と理解)
ってことはよ。定義的にはシオリは1回流産しただけの人で、現時点ではそもそも不育を疑う条件が揃ってないんだよね。
はー?なんだそれ。こちとら一人も産めずに4回目の妊娠なんだけど。
まぁでも考えたら、陽性判定もらって開口一番流産の心配ってのもおかしいし、そんな事聞いたところでどうにもならないし。それは今後、胎嚢とか心拍確認の段階で順調じゃなかった時に聞くべきだと思い直しました。黄体補充のことは絶対聞こう。
そうこうしてるうち、更に15分たっても呼ばれない。…採卵ですら1人10分で終わるのに何事??
そしたら扉のむこうでバタバタ走り回る音が聞こえてきて、何かトラブルがあったみたい。何があったか知らないけど、それなら中待合に入れないでほしかったなーとちょっと思う。
でも逆に緊張がとれてきた。やっと呼ばれたのは更に数分待った後でした。
診察室に入ると、目に入ったのはテーブルにポンっと置いてある陽性の検査薬。そしてヘアキャップを付けたまま不機嫌そうなオーラをまとう先生。
先生 これ、反応出てるね。
いつもと同じ無表情でボソっと言われ、告知は秒で終了。
いや忙しいのか知らんけど、もうちょっとぐらい何か言ってくれてもよくないかい?…。
感極まって泣くとか先生と握手するとかって、漫画の世界だけかしらと思っちゃう。
おめでとうの空気があまりにもなさすぎて、こっちも真顔で「あ、ハイ」しか出てきませんでした。笑
ここまでの治療費総額…¥1,647,020
No.290に続きます。