「いつでもいいから待ってるよ」っていう穏やかなママと、「今すぐ！早く！」ってストレスフルなママを比べたら…そりゃね。って、頭ではわかってるけど難しい。でも世間で聞く「諦めたら妊娠した」って話が多いのは結局そういうことなんだろうなって、最近やっとわかるようになってきました。

最初の妊娠がもし継続していたら予定日が今頃だったのを、ふと思い出した日があって。何で予定日にまだ不妊治療してんだろ？って、どっと辛くなって。「１日でも早く次の妊娠をして、この穴を埋めないと」と焦っていました。

シオリ家は人工授精を既に３回しているから、タイミングだとステップダウンの形になります。タイミングで２回立て続けに妊娠したんだから人工授精は必要ないんじゃないか？との考えから、何となくこうなりました。

気になるお会計は…大部屋で６日間入院、手術２つと検査もろもろの合計で￥218,072。高額療養費制度の事前申請は間に合わなかったので、正規の料金を一旦支払いました。というかそんな制度があること自体、入院するまで知らなかったんです…。無知な夫婦でした。

別の先生に話を聞くと「普通にある」と言い、また別の先生は「０％」と言い切った数年後に「確率は低いけどある」に変わっていました。(これはびっくりした)実際に自分の目で見て初めて肯定できるものなのかもしれないですね。

シャワーを使うには何度も往復しないといけない。体調を考えると明らかに無理そうだったけど、この４日間で体ふきは１度してもらえただけ。全身の気持ち悪さは、とっくに限界を通り越してました。

座るだけでゼェゼェ言いながら食器を覗き込んだ瞬間…絶望しました。焼いた鶏肉とブロッコリー。じゃがいも煮。丼いっぱいの粥300グラム(固め)。いや、何この量？しかも肉って…

部屋を出て数歩…吐き気や目眩や、もう訳がわからない状態になり立っていられなくなりました。たまたま横にあった車椅子に座らせてもらって血圧を測ると、また急降下。今までにないくらいの強い吐き気。容器を受けとると同時に思いっきり吐きました…が。驚くほど何も出ませんでした。

飲水禁止が出てから約４０時間、のどと口の中はパッサパサで切れそうに痛い。たまに看護師さんにうがいさせてもらうけど、頭を上げちゃいけないので寝たまま１口だけ水を含んで、容器(吐くときのアレ)を当ててもらって吐き出すだけ。情けなくて泣きそうになる。全くのど潤わないし。