20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年9月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.152 次の周期に向けて考えたこと
判定日
ついにやってきたBT14、初めての判定日です。ここまで長かった・・・!特にフライングで陰性見てからは、念の為続けた薬が無駄すぎてもう。
病院に着いて、まずは尿検査から。案の定、採血などは無しでした。尿判定のみね…まぁいいけど。
来るまでは全く緊張してなかったけど、待ってる間に急にめちゃくちゃドキドキしてくる。さすがに奇跡の逆転妊娠なんて期待してないけど、もしうっす~ら微妙な陽性出てたら…!?とか、聞きたい事ちゃんと聞けなかったらどうしようとか、色々考えてたらうわーっと。
しばらくしたら呼ばれ、診察室へ。今日はフジ先生じゃなく、話しやすいアイ先生だった♡
検査薬も結果の紙も、何も置いてない机…。すると、
アイ先生:まず移植の結果ですが、今回は陰性でした。
シオリ:あ、ハイ。
終了。
いや、あっさりしすぎぃぃーっ。
実際の検査薬も見せてくれないし、「残念ですが」とか「〇〇が悪かったのかな」とかそういう、ねぇ。そういうのも何も無かった。
シオリは結果わかって来てたから別に良かったけど、これ自分で検査しないで妊娠を信じて来てたらショック倍増だったんじゃないかな。フライングする人間で良かったと本当思った…。
で、さっさと気持ち切り替えて質問タイムに入ります!今日聞きたかったことは3つ。
①薬の量が少なかったから内膜がなかなか育たなかったんじゃないか?(次の移植はやり方変えるのか)
→薬(ジュリナ)自体には内膜を厚くする作用は無く、量が多ければいいわけじゃない。少ない量で始めて途中から増やしていくのは自然排卵のホルモンと似た状態を作るためで、内膜が薄かったから増やしたんではない。内膜が育つかどうかは薬じゃなくて自分の問題。=次もやり方は同じ。変えるとしたらジュリナをエストラーナにする方法はあるけど、アプローチの仕方が違うだけで作用は同じものだから効果があるかは「?」ですね。
今回の内膜は薄いって言っても7mmで、理想(8mm以上)とそんなに変わらない所までは育ってたんだから、それが原因で着床しなかったのではないと思う。そもそもいくら卵のグレードが良くて全ての条件が揃っていたとしても妊娠率は40%くらいしか無いですよ。
とのこと。これにはちょっと違和感…。4AAの胚盤胞で移植時30歳。それで成功率40%って低すぎないか…?って。少なくとも半分はイケると思ってたからちょっとショック。内膜の育て方は次も同じって言い切る所もなんかちょっと…前向きにもう一回やろう!とはならない。
②もし数年後に採卵することになったらどれくらいの違いがあるか?(場合によっては貯卵を考えてる)
→元々AMHが低い人なら急いだほうがいいけど、シオリさんのように多嚢胞の基礎疾患がある方は数年くらいで数は減らないから35歳くらいなら今と変わらないですよ。ただ質が悪いのも変わらないから、その時卵が得られるかどうかは別の話です。
待って・・・多嚢胞って基礎疾患なの…? テレビで「多嚢胞=不妊になる病気」って紹介されてるの見たこともあったけど、シオリの中ではあくまで「そういう体質」くらいに思ってたからその時めちゃくちゃモヤっとしてて。20人に1人って言われてるから珍しくもないしね。
医者の口からハッキリ病気だと言われたのは初めてだったから、なんかショックがドンっと来ました。(まぁでも5年後でも数が減らないのは良いところとも言えなくもない…?)
③レトロゾールで排卵をおこして移植は可能か?(これが今日のメイン)
→方法としては出来ないわけではない。ただこの病院の方針として、レトロゾールを不妊症に適用すること自体を普段やってないので、例え自費だとしても出せるかどうかがわからない。次回までにフジ先生と相談して、使えそうなら可能です。
レトロゾール使えないかもしれないってマジか・・・。ってかもしダメなら、今後ここではタイミングもAIHも出来ないってことになるじゃん。ほんとに転院含めて考えていかないと…。
というわけで、とりあえず(方法は保留のまま)次の周期も移植予定ということで、次回はリセット後D3までの受診になりました。
■お会計…¥2714
ここで採卵~移植まで全て終了ということで、かかった総額は
¥379,695でした。採れた数考えたら相当安かったです。
ここまでの治療費総額…¥1,140,358
No.154に続きます。