20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年6月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.265 採卵前日
久しぶりに朝までぐっすりで、サイクルが良かったのか短時間しか寝てない割には良く寝た気分でスッキリ目覚め。体温は36.59、ここ4日くらいほぼ変わらずで珍しく安定してるから、排卵はまだってことかな?また強めの吐き気で食欲なく、これまた珍しく何も食べなくてもいいかなって感じ。絶飲食だと思えばまぁいいか…。
支度してたけどユズオが全っ然起きてこなくて、(アラームは30分以上鳴りっぱなし)やっと起きたと思ったら7時半。
えー・・・あと15分で家出るんですけど?
今から採精して間に合…う?無理じゃね??
本人は間に合うつもりなんだろうけど、15分で家出る=採精にかける時間が15分あるわけじゃないってことをわかってないな多分…。てかあなたいつも15分以上かかりますよね?笑
全く焦る気配もなくボーっとしてるユズオを前に、いつもだったら口には出さないにしても「採卵の日くらい余裕持って起きるくらいしてよ!!」って猛烈にイライラするところなんだけど、今回それが全然ないの。のんびり化粧を仕上げながら、ちょっと~時間ないけど大丈夫~?とか言ってヘラヘラしてる余裕があって自分でも不思議。
とりあえずいつものようにラウンジに移動して待機。
どんどんタイムリミットが迫っても、本当に焦りとかドキドキが全く無くて、本当どうしたのって感じでした。こんな直前に電話かけて採精できなかったからキャンセルで…とか言うの恥ずかしいんですけどとは思うけど
それよりお腹がすきすぎてグ~グ~鳴ってて、テレワーク中のお兄さんに確実に聞こえてることの方が気になる。さっき食べなかったばっかりに…!
何となく今回は(今回も,だね)絶対うまくいかないと思ってたしやる気が無かったからキャンセルになってもいいと思ってて、そのキャンセルが自分が原因じゃなくユズオのせいでそうなるなら気が楽でいいかみたいな気持ちがあったんだと思います。
なんていうかさ…受精しなかった、とか分割しなかったって時は卵と精子どっちが悪かったのかはわからないけど、採卵して空胞だった時は100%自分が原因じゃないですか。せっかく採精しても空胞だったら廃棄になるだけだから毎回それじゃ申し訳なくなってくる。
だからたまにはユズオにも、100%自分が原因で妊娠できなかった周期のいたたまれなさを知ってほしいと思ってたところがあるのかな…文字にするのは難しいけど。
それにしつこいけどとにかく銭湯行きたかったから、キャンセルになったら1日のんびり岩盤浴だ~やったー!!とかそんなことばっかり考えてて、そしたら5分前に完了のLINEが入りました。
あっ、早っ…。間に合ったんかい。
急いで戻ってクリームパンをお腹に詰め込んで家を飛び出したらロキソニン飲むのを忘れる。
ぎゃー!! でももう間に合わないー!!
とりあえず予定通りの電車に乗れて、無事遅刻することなく病院着。7人くらい待ってる人が居たんだけど、診察券を出した時点で「シオリさん今日は名前呼ばれたら1番の椅子ね!」とトップバッター宣告されました。
血圧は100ー58。座って落ち着いてから財布を探ったらロキソニンが1錠入ってて、ラッキー♪とすぐ飲んじゃう。採卵前は水分摂らないようにって書いてあるけど、それももうあんまり気にしなくなっちゃってました。
さすがにもう慣れたのか緊張感は全く無く、スマホで漫画読みながらボーっと待つこと20分…
1番に内診室に呼ばれました。
ここまでの治療費総額…¥1,595,020
No.267に続きます。