20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2019年6月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→人工授精5回目
妊娠の気配
5回目の人工授精が終わり、神社でパワーを貰った私は…今回は本当にいけるかも、という謎の自信がありました。
かといって変な緊張感もなく穏やかな気持ちで、「(赤ちゃんに対して)来てくれるなら歓迎するよ」って感じ。
毎日の症状を記録したりフライングで悩んだりは全然しませんでした。(だから皆さんの役には立たない記事です。すみません!)
何故なら…前の人工授精では、最後のhCG3000から9日目のフライングで薄い陽性。
それがhCGの残りか化学流産か、悩み続けたままリセット。結局どっちだったのか答えもわからず、ただモヤモヤしただけでした。
今回はhCG5000を打ってるので、もうちょっと長く残るかもしれないことを考えると…
もう大人しく生理予定日待った方が早くない?と思ったり。
吐き気などの症状があったって、どうせhCGの副作用だと思って気にしませんでした。
高温期の後半に入ってもそんな感じだったので、ちょっとした事に過剰に反応して必死に検索するいつもの高温期よりも、精神状態が良いのは明らかでした。
よく聞く「諦めたころに妊娠するって言うじゃん」とか「ストレスは逆効果だよ」とかさ…
頑張ってる時に聞くと本当にウンザリする言葉だけど、(私は1番辛かった時期に親から言われ、そんなの通院してたら無理だから!!とキレました…)
それは確かにそうなんだろうな~と初めて思いました。
不妊治療を始めてから2年半たって、初めての穏やかさ。
焦らなくても赤ちゃんは絶対来てくれるから大丈夫。
そんな穏やかな2週間を過ごし、結果どうなったかというと・・・
普通にリセットしました。(え)
無駄に引っ張っといて何なんだって感じですけど、超普通にリセットしたんです。
あれーっ…絶対妊娠すると思ったんだけど何で??(私の体、空気読んでーっ。)
まぁでもそもそも人工授精なんて、1回あたりの成功率は10%くらいのもの。
10人に9人はリセットするって考えたら、別に不思議でも何でもないわけで…
「残念だったけど、しょうがないか」くらいでスパッと終わり、全く落ち込みませんでした。
何でかというと、この頃は妊娠以上の強い関心事があったからです。
それは…マイホーム問題。
何でいきなり家?
No.84でも書きましたが、この頃のシオリ家は“いつかの為の”マイホーム計画を練るのがブームでした。
お金を貯めて5年後くらいに家を建てたいという漠然とした目標を立てて、どんな部屋にしたいだのと夢を見ていたんです。
↑不妊から現実逃避してただけとも言えます。
そんな時、ユズオが会社から持ち帰った1枚のチラシ。
色んな住宅メーカーやFPに話を聞けてお土産も付くという、年1回のイベントの案内でした。
実際、自分達が考える予算だとどれくらいの家を望めるのか?今後の貯金目標額を明確にするためにも、試しに行ってみようかと…
遠い先の夢で話していたことを、ユズオがちゃんと現実のこととして考えてくれていたのが何より嬉しくて。
思いっきり冷やかし目的でしたが、早速予約をしました。
そのイベントが大きく運命を変えることになったのです。
No.88に続きます。