20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。治療歴はこちらから ※記事はリアルタイムのものではありません。
★2020年12月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.209
この日はクリスマスで、朝から丸鶏に詰め物を仕込んだりケーキ屋に行ったりと忙しく動いて午後からの病院でした。何でわざわざこんな日に行かなきゃいかんのやって、ちょっと憂鬱。(受診日は勝手に決められて予約済だった)
しかも受付はいつもの生殖(不妊外来)じゃなくて、まさかの「妊婦診」でした。胎嚢や心拍確認の時すらずっと生殖だったのに、流産手術が終わって初めて妊婦扱いか…。ほんとデリカシーがない。
総合病院の午後診だから全然人が居なくて、ガラガラの待合室で少し早めに座っていると診察室の中からスタッフ同士で大笑いしてる声が響いてる。休憩中なのかもしれないけど、なんか不快…。
待ってる間に待合室が混み始めて、周りはお腹が大きい妊婦さんだらけになりました。診察室の隣の部屋がNSTをする部屋だったので、臨月と思われる妊婦さんが入れ代わり立ち代わり…部屋の中からは力強い心拍の音がずっと聞こえてくる。
やっと診察が始まっても妊婦健診は一人一人がやたら長くて、順番3番目なのに1時間以上、心拍を聞きながら待っていました。
この空間で、妊娠してないのは自分だけ。
なんだろう…。
最悪のクリスマスだ・・・。
この人達だって何年も不妊治療してたかもしれないし、色んな心配事を抱えてるかもしれない。そんなことはわかってるけど、でもどうしても、簡単に妊娠できていいねって思ってしまう。
何で自分は駄目だったんだろう。何が違うんだろ。悲しいとかじゃなく、ただただ疑問でした。
ぼーっと考え続けて無になったところでやっと呼ばれて、まずエコーから。特に何も言われず終わって診察室に戻ると、
先生:子宮の戻りは問題なくて病理の結果も問題ありませんでした。これで治療終了で大丈夫です。
え、終わりー・・・?!
これだけの為に妊婦に混ざって待たせる必要あったの??何で生殖で診るんじゃダメなのよ…。
もう帰ろうと立ち上がったとこで聞きたいことがあったのを思い出しました。次の生理までに排卵はするものなのか?ってこと。
先生の答えは「それはハッキリわかってないけど、あると考えてます」だって。その程度のものなのか…。
シオリ:多嚢胞なんで、もし排卵→生理なら自然に待ってると3ヶ月はかかるからいつまでも次に行けないのが心配で…
先生:あ〜確かに、そういう基礎疾患ある方は時間かかっちゃいますよねー。
出た、基礎疾患…。多嚢胞は体質だって信じてたから、病気だって言われると地味にショック。治る薬があるわけでもないのに。
先生:でも今見た感じ、左卵巣にしっかり大きい卵胞ありましたよ。もう20mmくらい。
えっ嘘!?しかも左!!!
先生:卵があるからといって本当に排卵するかは全くわからないですけど。まぁ次の生理を待って次の周期からまた卵胞チェックしていく方が、ちゃんと状況わかっていいんじゃないですかね?
そんな言い方で、今回は避妊するようにとは言わなかった。
…よしOK。勝手にタイミング取ってこ!!このチャンス捨てるのはもったいない。
数周期は休んだ方がいいって意見もあるけど、体がまだ無理と判断したら妊娠しないだろうし。てかそもそもうちは自然妊娠の可能性なんか低いんだからダメ元中のダメ元だし、夢くらい見させて~。ってな考えで、自己判断で妊活を再開していくことにしました。
■お会計…¥220(安!)
せっかくだから久しぶりに家で排卵検査薬使っていこー!とウキウキで帰り道に見かけた薬局全部寄ったけど、処方箋やってる所がなかなか無い。執念で6軒回って、やっとドゥテストの排検を手に入れました。
ここまでの治療費総額…¥1,312,700
No.211に続きます。