20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2020年1月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.97
D16 採卵決定
もう排卵するんじゃないかとビクビクしながら病院へ。この日は診察前に採血からでした。何を調べているのか説明はなく、結果がどうだったのかも最後まで一切触れられませんでした。採卵初めての人にくらい丁寧に教えてくれないもんかなぁー。
次にエコーで卵胞チェックすると…衝撃。
18mm1つ。17mm1つ。以上!でした。
前回(16mm)見てから4日、注射も2回打ったというのに変化がなさすぎる。
先生は残念そうな表情でしたが、
もうこれ以上続けてもしょうがないから、
3日後に採卵しましょうか。
数は少なくても、妊娠に繋がる卵なら
それでいいんだから。
先生、突然の諦め…!!
やる気がなくなる
D16でたった2つって、注射した意味が全然無いじゃん。(レトロゾールだけでも育つ時は育つ)
これが2つとも成熟卵で、2つとも受精したとして、1つは初期胚(妊娠率30%)。1つは胚盤胞まで培養(成功率50%からの妊娠率40%)。これで妊娠狙うって、どんだけ難しい道のりー…?
1回の採卵で2人産む夢物語は既にほぼ不可能として、1人産むのも無理じゃない??
多嚢胞だからたくさん採れるはずと期待して始めて、結果2個。
大した刺激はしてないのに、この周期に払った額は約65,000円。
こんなはずじゃなかったのに。
なんか騙された感じというか…。なんだかなぁとモヤっとしました。
でも数が少なくても妊娠すればいいのは事実だし、ここまできて止めるとも言えない。ダメ元のつもりで採卵しよう…
自己注射の練習
別室に移動して、今日から採卵までのスケジュールの説明。そんなにやることは多く無いんだけど、ほとんどのものが時間厳守だから忘れたらどうしようかと緊張しました。(次の記事で詳しく書きますね!)
そして突然来る・・・hCG自己注射の練習タイム。
※Cクリニックは卵胞刺激→院で注射 / hCG→自己注射と決まっていました(選択できない)
シオリはペン型のゴナールエフは何度となく打って来てるから、まぁ大丈夫っしょ~っと思っていたら…ん?待って?なんだこれは。注射器の様子が違う。
見た目からして明らかに針が長い、ガチ注射(?)なんです。
シオリ:えっ、これを…?
看護師:これをお腹に刺してもらいますね。奥まで全部。
ぜ…???!
いや無理ーっ…
注意点などを早口で一通り説明されたらもう、「ハイ!じゃあ打って!」と有無を言わさぬ空気…。そりゃ看護師さんは刺すのも指導も慣れたものなんでしょうが、素人は心の準備もなく出来るもんじゃないって…(泣)
やらなきゃ帰れないからやるけどぉ…。
怖くて手が震えつつ、思い切ってぶすっ。
すると、意外なことに針は痛みがありませんでした。なーんだ、形が違うだけでゴナールと変わらないじゃん。これなら家でも普通に出来そう。
と余裕こいて液を注入し始めた瞬間。
いったあぁぁぁぁぁぁい!!!???
こっちが想定外の激痛でした。びっくりして一瞬手を止めて看護師さんに目で訴えると、「痛いよね~。今は練習だからそこで止めてもいいですよ。本番では最後まで押し切ってね。」そう言われたので、ここで針を抜いて終了。
今の痛み何だったんだ…怖かった…。
シオリ:液が痛くてビックリしました…
看護師:でも今のは練習用にただの水しか入ってないから、本物の薬はもうちょっと痛いと思いますよ。
シオリ:(;’∀’)!?!?
余計怖くなる情報いらんーーっ(泣)
でも確かにhCGって、お尻に打つ時でも針より薬が入る時の方が圧倒的に痛いよね。あれをお腹で…自分で…
考えただけで憂鬱でした。
最後の注射
採卵が決まってからもやるものなのか?とちょっと疑問だけど、最後の卵胞刺激のゴナピューール 150単位を打って終了。
これで3日後の採卵当日までは通院なしです。
帰り際に、受付で渡された小さな紙。「採卵当日は33万円お持ち下さい」と書いてありました。
消費税3万円…盲点だった…っっ!
■お会計…¥14,480
※誘発まででかかった総額は¥79,770でした。毎日注射してたら10万じゃ済まなかったですね。
ここまでの治療費総額…¥627,244
No.99に続きます。