20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年2月頃のお話です。
★前回のお話はこちらから→No.222 簡易体外受精の流れ②
資料を一通り見終わりメモをまとめたら、また別の部屋に移動して看護師への質問タイムでした。
1番気になっていたのは子宮外妊娠の発生率の高さ。
資料によると、成功率と並んで流産率や多胎妊娠の発生率などが紹介されていて、そこに子宮外妊娠:1-5%って書いてあったんですね。普通だと全体の1%くらいのはずなのに、高くないか?と思って。
1度なった人の再発率は10%くらいとも言われてるけど、もしそもそも体外は自然妊娠より子宮外になりやすいってことがあるんだとしたら??…
それともう一つ(似たようなことだけど)ネットで見かけた情報で、新鮮胚は1度卵管に転がってから戻ってきて着床するから子宮外の確率が上がる・胚盤胞なら子宮にとどまるからなりにくいっていう噂話。
かなりの眉唾ものっていうか、いや何それ…と最初は思いました。
でも考えたら確かに、新鮮胚をいきなり子宮に入れても体からしたら卵の状態と日数が合わないわけだから、辻褄を合わせる(?)為に卵管に1回送ってから戻って着床っていうのはあるのかもしれない。…それに自分自身の妊娠が自然(タイミング)の2回=子宮外で胚盤胞=正常だったのも事実。
もしその説が本当で、だから新鮮胚移植での発生率が高いんだとしたら…
場合によっては新鮮胚じゃなく、胚盤胞での移植を考えた方が良いんじゃないかと思ったんです。例え数パーセントの違いでも、何かあってから後悔したくないし。
そんな事を考えていて不安だという話を看護師にしてみたら、(もはや質問でもない)
看護師:あぁ、なるほど~。…うん、じゃあその件は後で先生に確認してみますね。一旦待合室でお待ちください。
代わりに聞いてきて返事を伝えてくれるんだろうと思って待っていたら診察室に呼ばれ、先生と直接話すことが出来ました。
先生:確かに体外だと子宮外が多いってことはあります。でもそれはそもそも体外やる人は子宮外の経験者とか、卵管が傷んでいて妊娠しにくいとかで、元から子宮外のリスクが高い人が多いから全体の確率が上がってるだけ。新鮮胚だと卵管に入るっていうのは…○○クリニック(超有名病院)が言ってるやつでしょ?それはあの先生が言ってるだけだから…(苦笑) 新鮮胚でも胚盤胞でも、子宮外の可能性は変わらないですよ。
え・・・?そうだったの?
そんな特定の先生の持論が都市伝説みたいに広まっていくってすごいな…ネット社会…。
それはいいとして、「元々子宮外のリスクが高い人が体外やりがちなだけ」ってのは言われてみれば納得。自分も子宮外があってステップアップしたわけだし…
でも今は一部の人しか信じてない説も、研究が進めば数年後にはそれが世界の常識になるかもしれないじゃん?
何が本当かはわからない。
だから結局は自分が何を信じるか、何を信じたら後悔しないかの話なんですよね。
そもそも可能性が何%って言われたところで、実際自分がなるかどうかは0か100しか無いんだから。
で、どうするのか考えた結果・・・
誰の話を信じるわけでもないし、心配が無くなったわけでもないけど、ここではとりあえず新鮮胚移植を試すことに決めました。
ただでさえ卵取れにくいのに凍結まで希望してたらが妊娠が遠のくだけだしね。
まずは移植まで漕ぎつけないことには何も始まらない。
■お会計…¥220 ※説明会だけだったけど、個別に先生と話したことで会計発生
それとは別日、高5にもう一回受診日がありました。高温期のホルモン検査で採血のみだったから、エコーも何も無し。
前回チョコを疑われた卵巣の腫れが引いてるのかどうかもわからないままなのに、リセット後にレトロゾール飲んでD12まで見ないことになるよね。そんなに放置して大丈夫?
まだ地味に腹痛と吐き気が続いてるからちょっと心配だけど、それはhcg打ったせいかもしれないし…う~~ん、と思いつつ何も言わないことにしました。また他の病気じゃないのって言われても腹立つし。
ついでに黄体補充のhcgを打とうかと言われたけど、タイミング微妙に合わなかったから無しでいいですと断りました。(微妙どころか全く合ってないくせに謎の見栄)
■お会計…¥1500
次回から採卵周期スタート!早くリセットこ~~い!
ここまでの治療費総額…¥1,322,250
No.224に続きます。