20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2021年1月頃のお話です。
★静脈麻酔下と聞いていた初めての採卵でしたが、当日説明なしで勝手に局所麻酔に変えられました。その様子はこちらから→No.100
前回のお話はこちらから→採卵1回目⑧
今後のこと
病院(というか先生)に対する不信感でいっぱいになりつつ、二人でこれからどうしようか?と、安静中に早くも来月からのことを話し合っていました。
卵1つ受精にかけるって言われても、あの口ぶりじゃとても妊娠できると思えないもん…。
採卵しても中身が無いなら、大金払う意味なくない?もう一回タイミング法で自然に任せてもいいんじゃないか。でも中身が無いのが本当なら、排卵しても一生妊娠できない。でも卵がなきゃ子宮外にもならないはずじゃん。じゃあやっぱり採卵?でもまた育たなかったら何十万も出すの嫌だよ…と、答えの出ないことをグダグダ。
さっき先生に言われたことが引っかかって、「何回やってもどうせ駄目なんだ」とすっかり落ち込みモードのシオリ。一方ユズオはというと、
でも中身が無いから妊娠出来なかったのかもっていう可能性が今わかっただけでも、やった意味はあったんじゃない?1回目はお試しって元々決めてたことだし。ね?
これで今日33万も払わなきゃいかんのに、何でそんなポジティブー…。(もちろん文句言ったりしないだけでありがたいんだけど)
診察へ
そうこう言っている時に看護師さんが点滴を抜きに来ました。「診察まであと1~2時間かかるからこのまま待つように」と言われ、「今から2時間って何待ち!?」とイライラ。(昨夜から絶飲食中な上、診察終わるまで水もNGと言われてました)
仕方なく待っていると、数分で戻って来た看護師に「今から診察になったので」とすぐ着替えて出るように急かされまたイライラ(笑)ここに来てからずっと振り回されてる感すごい。
この時点で10:20。病院に着いてから約1時間半でした。
先にエコーで子宮の状態を確認。あんなに痛かった割に出血も腫れも無く、内膜はなんと9mm以上ありました!※いつも薄いから排卵日時点で9は普段ならありえないし、何なら高温期でもそんなに無い
それからユズオも一緒に先生とお話。ユズオの精液結果は全体的に質が良く、量も1.8mlありました。(まだまだ少ないけど、それでも普段の2~3倍ある)ただ奇形率が76%。自然妊娠は80%以下で可能と言われているので、やはり「自然には微妙だけど体外なら十分」という感じみたいでした。
というわけで…
1つ受精にかけますが、思ったより子宮の状態が良いので受精したら新鮮胚移植します。明日12時に電話で確認してもらって、成功してたら明後日移植です。今日から準備のためのホルモン補充始めます。
えっ、待って?新鮮胚移植で今日から準備?!展開早すぎて頭ついていかない。
え、っていうか説明会の時は新鮮胚移植は成功率が低いからやってなくて、初期胚でも全凍結って言ってましたよね?何で凍結じゃなく新鮮胚??
ってことを質問したところ…
今回の卵は質悪そうだから培養したら多分途中で死ぬし、それよりはお腹の中で育つ可能性にかけた方がマシっしょ。まぁ多分無理だけど。 っていうニュアンスの事を嫌味っぽく返されました。
腹立ちすぎて泣きそう。
ユズオも何か言いたそうな顔はしてたけど、この先生に何か言っても余計腹立つ事言われそうだからやめようと思い二人とも黙っていました。何で今日麻酔なしで採卵をされたのかも、ここで聞くのは止めました。(次回の受診時に聞いた)
これ以上ここに居たら精神持たない。早く帰りたい。
移植の説明
別室に移動すると、移植が出来る前提でスケジュールや注意点の確認と、今日から飲む薬の説明。
しかも薬の持ち帰りって、お会計どうなるの?と内心ヒヤヒヤでしたが、今日のところは予定通り33万円で、移植代もここに含んでいるとのことでした。でも…
看護師:移植日は、薬代として4万円お持ち下さい。
たっっっっっっかっ!!!!
体外の費用っていうと出てくる情報の多くは採卵までか移植そのものの料金じゃないですか…。移植後に使う薬代がそんなに高いなんて考えたこともなかった。
ほんと、体外ナメてました…(泣)
でもこれ書いてる今思ったのは、そもそも「新鮮胚移植」でそんなに薬必要か??ってこと。このあと別の病院で新鮮胚移植したけど、そこでは移植後の補充はhCG注射2回のみ。(それはそれで不安だったけど)先生は「過剰に薬出す病院もたくさんあるけどね。実際妊娠率は変わらないから」と言い切っていました。
ってことは…あってもなくても変わらない薬を出しまくって荒稼ぎしてるだけの可能性 いや、大量の薬にもメリットがあるのかもしれないけどさ。本当に先生によって考え方が180度違うから、自分が信じられる病院を選ぶのが1番大事だなって改めて思いました。
その後
11時には会計も済んで病院を出ました。お腹は痛いけど意外と元気で、空腹もピークだったのでそのまま外でランチ。後から思えば、局所麻酔か点滴か…何かしらの効果が残っていただけでした。すぐに体調が悪くなり、ご飯も美味しく食べられず。他に寄り道する元気もなく、帰宅後ぶっ倒れるように3時間寝ました。
夜になっても腹痛は続いていて、加えて初めて飲むジュリナとデュファストンのせいか吐き気と熱っぽさも。しかもまさかのシャワー禁止だったので、もう全身が気持ち悪い。
でも採卵当日に入浴禁止はあっても、シャワーも無条件で禁止なんて言ってる所ほぼないんですよね。(色んな病院のHP見まくった)
結果、自己判断で勝手に入りました。下半身は極力触らないようにサラッと。
その後も腹痛は続くし、今日の色んな事を思い返してはイライラ・モヤモヤしていたけど、布団に入るとコロっと寝て朝までぐっすりでした。
■お会計…¥330,000
ここまでの治療費総額…¥957,244
この採卵周期総額…¥409,770
受精の結果は…!? No.105に続きます。