No.243-局所麻酔の採卵レポ③

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2021年4月頃のお話です。

★前回のお話はこちらから→No.242 採卵②

全然違う採卵室

クリーンルームと書かれた部屋へ案内されると、まずスリッパに履き替えて髪をキャップにまとめるよう言われました。それからエアシャワー(初めてやった!)で表面の汚れを落として採卵室へ。

緊張しながら入っていくと、同じ部屋に透明のビニールカーテンで仕切られた培養室があり、培養士さんが3人作業していました。こんなに近くに培養室あるの!?ってびっくり。エアシャワ―といい、なんというか…塵一つ落とすのも絶対許されないような張り詰めた空気を感じて一気に緊張が高まる。

でも採卵スペースはオルゴールのBGMがかかり、白っぽくメルヘンな壁紙で想像以上に柔らかい雰囲気でした。少しでもリラックスできるようにしてるのかな??

台もベッドじゃなくて内診室にある椅子と同じもので、足の固定するベルトも無いしバスタオルも用意されてる。先生との間にカーテンが無いこと以外は普段の内診と全く変わらない形で、かなり安心感がありました。

何より体が起きてるから、先生の動きもモニターもしっかり見える!!(目の前に大きいモニターがあるし、先生が見るモニターも普通に見える)

前の採卵はどっちかって言うと「手術室」とか「処置室」に近い雰囲気で、今何してるのか全くわからない状態でされるがままって感じだったから痛さも倍増してた気がする。病院によってここまでやり方が違うんだってことに驚きました。

いざ採卵

準備は進み、超音波の機械が入る。卵の位置を確認。

先生は内診台の足の間に居て、看護師が採卵針の入った袋を持ってくる。

あっ、先生が針持った。えっ、いつ刺すの? 急に来るやつ? もう来るの!?!?

様子が見えるのもそれはそれで怖いーーーーッ!!!

緊張がピークに達するころ、先生が「はい、いきまーす」と軽く声かけてくれました。(ありがたい)

いざ!!と身構えた瞬間、ブツンブツン!!

頭の中で間髪入れずに2回、大きい音が響きました。子宮と卵巣をそれぞれ貫通した音かな? もうちょっとプツ・プツくらいゆっくり刺してくれてもいいのにー…!

まぁ痛い。普通に痛いです。軽く体がビクッと動いたけど、でも声が出る程の痛みではありませんでした。採血がちょっと下手な人に当たった時くらい?

刺した後は軽~い生理痛のチクチクが続く程度で、全然大丈夫な痛み。モニターを見ていると卵胞が吸い取られてどんどん小さくなっていくのがハッキリわかって、今までそういう映像を見たことなかったシオリは軽く感動していました。

吸い取った卵胞液はシャーレに入れられて、すぐ隣で待つ培養士の元へ運ばれていきました。(その運ぶ役をやってたのがいつも受付に居るおばさんで、外来前に毎日こんなこともやってるんだ…!?って驚きだった) しばらくしたら「ありましたー!」みたいなやりとりがあって、無事に採卵完了。

このモニターと声かけがあることで、終わりが自分でわかるのが凄く良い!痛いっちゃ痛いけど思ったより余裕があって、確かにこれなら毎月出来なくもないかも。やりたくはないけど

先生 ハイじゃあ終わります。

よし終わったぞと思って気を抜いた瞬間、また勢いよくブツン!!!

だからそんな思いっきりやらなくてもさぁ・・・(涙目)

正直今日1番痛かったのがこの時でした。飛び上がりそうになる痛みで一気に心拍上がった…。

終わったら自分で台から降りて、パンツ履いて待合室で座って休憩。呼ばれてから戻るまでが約8分で、採卵自体は体感で1~2分かな?本当にあっという間でした。その後他の人達も10分前後で続々と戻ってきたけど、軽くお腹さすってる人が居るくらいで皆普通にスタスタ歩けてました。

全員が終わる頃に最初の人が採卵後40分くらいたって、すぐ診察するのにちょうどいい時間になってるんだなぁ、本当よく出来てるな~!これなら予定より早く帰れるじゃーん♪ と思って待ってたけど、しばらく誰も呼ばれない時間が続き…

外来の人もポツポツ来始めたころ、ようやくアナウンスが流れました。

「○○さん、■■さん、△△さん、××さん。診察室前にお越しください。」

待って、飛ばされたんだけど??

え、1番だったのに呼ばれないとか…

何かあったんだな。確実に…よくないことが。

ここまでの治療費総額…¥1,368,020

No.244に続きます。

タイトルとURLをコピーしました