No.242ー局所麻酔の採卵レポ②

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2021年4月頃のお話です。

★前回のお話はこちらから→No.240 採卵レポ①

エコーと消毒

まずはエコーから。内膜は8mm超えで急成長していました。卵は23mmで変わらずだけど綺麗な真ん丸で、無事に採卵できることに決定。左は完全に消えちゃってたから今日は1個だけ…残念。

流れでそのまま洗浄が始まったんだけど、最初にクスコが入ってきたから あれ?これって痛いやつだっけ??とか考えてちょっと身構えると同時にホースで水をジョボジョボ入れてるような感覚が。

なんだー、全然痛くないじゃん。でもこれだけだったっけ?消毒とかあった気が…と思ったらシュシュシュッとスプレーを吹きかけるような音がして、ジワーっとしみる感じが広がりました。ちょっと痛いっちゃ痛くて、ちょっとひんやり。

あ、これが消毒かー。

カーテンの向こうから「特殊な液体をかけたのでナプキンあてておいて下さいね」と言われたけど、かけっぱなしだからお尻ベタベタで気持ち悪い。

このままパンツ履くのなんか嫌だし、拭いてもいいかな…ダメかな…何も言われないなら別にいいよな…。迷いながらティッシュを取った瞬間、

「あっ!!シオリさん!!!」

大声で止められて、うわーやっぱ駄目だったかー!と思ったら「ごめん、もう一回台乗って!エコーの写真プリントするの忘れてリセットボタン押しちゃった。」だって。

そんなことあるんだ…びっくりしたー

それからは元からテキパキ動いていた看護師さん達が一層慌ただしく、急かすような空気に変わりました。たくさんの人が排卵ギリギリで集まってるから、そんな少しのタイムロスも命取りになりかねないもんね。※お尻は勝手に拭きました。

麻酔の効果

待合の椅子に戻って他の人が洗浄終わるのを待ってると、なんかお尻がどんどん冷たくなってきました。例えるなら至近距離から制汗スプレーかけまくったみたいな、ちょっと痛いくらいの冷たさ。

えっちょっと待って、これ大丈夫?消毒液でこんなんなる??

そのうち下半身が生理痛っぽい感じでドーンと重だるくなって、お尻は冷たさを通り越してジンジン熱く。

これ正常なの?ほんとに大丈夫??

でも他の人は戻ってきても涼しい顔してスマホ触ってて、もしかしてこんな事になってるのは自分だけなんじゃないかって思ったらどんどん不安に。でも客観的に見たら自分も平然とスマホ触ってるんだけどさ。(内心パニックになりながら今の状況を黙々とメモしてた)

5分後には下半身の重だるさがかなり強くなって、重いっていうかもう麻痺したみたい。

ん?麻痺したみたい??・・・

そこまできて初めて、あ!これ麻酔だわ!!!と気付きました。(遅い)

「特殊な液体」なんて言うからわかんなかったじゃん…普通に麻酔しますねって言ってくれたらいいのに。そういえば手術の時も「痛み止めです」って言われたけど、患者には麻酔ってハッキリ言っちゃいけない決まりでもあるのか?でも歯医者だと普通に麻酔しますねって言うよな…

そんなことはどうでもいいとして、この待ち時間のうちにみんな麻酔が効いてくるようになってるんだ。

えー、めっちゃくちゃ良いシステムじゃん!!

某病院の採卵は「このあと麻酔かけますからね」って言いながら、洗浄終わった瞬間針刺してきたからね…そりゃ痛いわ。あれ本当にどういうつもりだったんだろう。(一生根に持ってる)

10分くらいで全員の洗浄が終わると、先生が出てきて奥の部屋へ移動していきました。この後どういう流れなのかわからなすぎて今更ながらちょっと緊張してくる。

そこからはほとんど待たずに声がかかり、今まで入ったことのないエリアへ案内されました。

ここまでの治療費総額…¥1,368,020

No.243に続きます。

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