No.64ー絶飲食が解除されない

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2018年7月頃のお話です。

  • 前回のお話はこちらから→No.63
  • この周期をはじめから読む→No.52

ここまでのあらすじ

タイミング周期でまさかの妊娠をするも、2回目の子宮外妊娠が確定。転院後すぐに子宮掻爬の手術をすることに。術後やっと水を飲めると思っていたのに先生からNGが出て…

絶飲食、いつまで?

え…今なんて言った…??

今日はこのまま絶飲食?

シオリ:え?じゃあいつになったらごはん食べていいんですか?

先生:明日は腹腔鏡手術になると思うので、…その翌日、歩けるようになるまでは絶飲食のままになると思いますよ。

え???

明後日まで水も駄目ってこと?

いやいや…今、真夏よ?

かなり喉がカラカラだったので、それは厳しいとちょっとゴネたんですが…

「命に関わることなんで、そんな事言ってる場合じゃないですからね。」とピシャリ。

先生:点滴で水分は足りてるので問題ないですから。口が渇いて気になるなら、うがいはしてもいいですよ。でも飲まないで。

丸2日水も飲まないって、どういうこと…?

考えただけでゲッソリしました。

19:30

話が終わると、両親は帰宅。

そのあとユズオと一緒に、点滴を押しながら院内のコンビニへ。まだお腹は痛いけど普通に動けるくらい。

明日手術をしたらしばらくは動けないだろうということで、ベッドで暇つぶしできるように雑誌やテレビカードを買っておきました。

そのあとユズオは20時半頃まで一緒に居てくれたんですが、家でごはんを待つ猫のこともあり、さすがに帰宅。(手術後の患者だから、面会時間過ぎても家族は居てよかった)

1人になると急に心細く、テレビやスマホを見る気分にもなれませんでした。

21:00

微妙なお腹の痛みが続き、消灯時間を過ぎてもなかなか寝つけず。

夜中も同室のおばあちゃんが頻繁にナースコールを押していて、その話し声や看護師さんの懐中電灯の光で何度も目が覚めてしまいました。

一度起きると、喉の渇きが気になってまた寝られない。

洗面所に行ってうがいをして気を紛らわしました。

6:00

看護師:(小声)シオリさーん。おはようございます。採血しますね。

6時に起こされていきなり採血。

こんな早い時間に調べるの…?!すごいなー…。

看護師:この結果で、今日手術するかどうか決まりますからね。それまで絶飲食でお願いします。

シオリ:はい~…。(つら…)

7:00

うとうとしていたら今度は7時に起こされ、血圧と体温測定。37.01℃の微熱で、なんとなく妊娠継続を確信。

今日、手術になるんだろうなぁ。

まだ自分で洗面所に行って顔を洗ったりするくらいの元気はある。点滴が繋がってるから、何をするにもやりにくい。

昨日からシャワーしてないのが気持ち悪い。

8:00

8時を過ぎると、周りが一気に騒がしく。

温かい料理の匂いがカーテンの隙間からふわーっと流れてくる。食事を運ぶ音や話し声で外は賑やかだけど、絶食中の私のところは完全無視されて寂しい。

もう24時間ごはん食べてない。お腹すいたよ、さすがに…。

何もすることがなく、ただ寝て過ごしました。

8:30

朝の採血結果を持ってナミナミ先生が来ました。

hCGは昨日の3888から4060と微増。

子宮掻爬をしたのに上がっているからやはり子宮外妊娠だったことが改めて確定し、今日の腹腔鏡手術が決定しました。

手術は夕方頃になる予定だけど、水も一切飲んじゃ駄目と。

少量の水くらいなら、数時間前までは問題ないと思うんですが…何で頑なに駄目だったのか未だに疑問です…。

先生:あと貧血も出てますね。

それは報告だけで、特に何もしてくれませんでした(笑)

9:00

再び検温。37.3℃

真夏で弱冷房の部屋+微熱+喉カラカラ+シャワーしてない体。

色んなところが不快で、そこに手術の緊張感も加わって全くリラックスできない時間でした。

9:30

仕事を1日休んでくれたユズオが到着。

手術まで時間があるから何もすることは無いんだけど、急に何かあってもいいよう早めに来てくれました。

No.65に続きます。

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