20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
陽性判定後の記事です。
再受診までの3日間
5w3dの受診で子宮外妊娠の可能性を伝えられ、念のため3日後に再確認することに。
その間は、ひたすら家で引きこもりでした。
妊娠初期症状と思われる吐き気や眠気は日に日に増しているのに、正常じゃないなんて…。
ショックで何もやる気が起きない。
「子宮外かと思ったけど、やっぱり正常妊娠で無事に産めた」というハッピーな未来を祈りたい気持ちもあったんですが、今回は正直99%子宮外だろうと諦めていました。
だって…めちゃくちゃ腰痛いんだもん。
子宮あたりは何ともなく、右側の腰だけが異常に痛い。前回(子宮外の流産した周期)と全く同じ。
それにもし子宮外じゃなかったとしても、「(検査薬を見て)この濃さなら間違いなく胎嚢が見えるはずだけど無い」って先生が言う時点で、それは順調ではないと思う。
それでも継続できたって人の体験談も探せばあるけど…そんな奇跡的な事が自分に起きるとは思えないし。(ネガティブ)
また転院になった時すぐに持っていけるように、入院グッズをリュックに詰めて準備をしておきました。
ちなみに、ここまできたら線の濃さを比べても意味がないと思い、妊娠検査薬は1回もしませんでした。
5w6d
朝10時、受付開始時間すぐに病院へ。
入院リュックは家に置いたまま来ました。
もし転院が決まったとしても、「明日行ってきて」になるかなぁと思って。
最初に尿検査を済ませて、また緊張の待ち時間。
この日はもう、緊張というより…絶望?
何て表現したらいいんだろう。
色んな不安が混ざりあってドロドロした気持ちで座っていました。
確定診断
緊急性が高いからか、数分で呼ばれました。
尿検査の結果は3日前よりも更に濃くなって、これ以上ないほどの強陽性でした。
そのまま内診台に移動。
時間をかけて丁寧に見てもらえましたが、やっぱり胎嚢は見えず…代わりに、卵管に見えていた「それらしいもの」は10㎜ほどに成長。
右卵管での2回目の子宮外妊娠が確定しました。
今回は…たぶん手術になるからね。
そのまま1週間くらい入院になると思う。
前と同じA日赤病院に紹介状書くから、
今すぐ行ってきて。
受付が11時までなんだけど、急いで行けばギリギリ間に合うと思うから!
先生から手短に説明されると、周りの看護師さん達は急いで紹介状を作成して私を送り出すために慌ただしく準備を始めました。
…え、11時までに?間に合う???リュック持ってきたら良かったー!…
…あー…手術か…。
いや、そんなことより今はとりあえず、急いで行かなきゃ。ユズオにも、病院に呼ばれるつもりで準備してもらわないと。
待合室に戻ってからも、落ち込む暇もありませんでした。
同情された?
会計に呼ばれたのは10:20。(めちゃくちゃ早い)
受付で支払いを済ませて簡単に説明を受けた後、最後に「大変ね…頑張ってね。」と、心から気の毒そうに声をかけられました。
その人はいつも氷のように冷めた対応で怖かったので、突然の優しさに本気でびっくりしたと同時に泣きそうに。ぐっとこらえて「頑張ります」と答え、病院を出ました。
この瞬間以外は、何を思っていたか記憶がほとんどないです。
■本日のお会計…¥2560
N木婦人科からA日赤病院までは約20分。
直接行けば余裕で間に合うけど…そもそも病院まで自転車で来てしまったから、置きに戻らないと。ついでに荷物を取って、最寄り駅から電車に乗ると…
1分たりとも余裕がない。
走って走って、ゼェゼェ言いながら電車に飛び乗りました。
(まだサイズが小さめだからよかったものの、卵管破裂の危険があるから今思うと危ないですね)
A日赤病院
10:58くらいに、ギリっギリ滑り込みで病院到着。紹介状を提出して産婦人科に移動しました。
妊婦だらけの待合室は、やっぱり良い気がしない…。
前回の受診から5か月たつので初診扱いになり、また問診票の記入から。
妊婦さんに混ざって身長と体重も測らされました。(これは色んな意味で嫌でした)
やっと落ち着いてユズオや母に連絡しつつ、待ち時間。
…そして何もしないまま1時間。
ようやく呼ばれ、「先に血液検査をします」と言われました。(もちろん検査室に移動してからも結構待つ)
案内票では急患扱いになっているのに…こういうところはさすが総合病院、ですね。
でもいざ採血の順番になると、前回とは全然違う対応で驚きました。
ここまでの治療費総額…¥308,890
No.60に続きます。