20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2018年2月頃のお話です。
エコー
ユズオを診察室に残し、とりあえずエコーで確認。
カーテンの向こうからは先生2人の話し声。「これかな…」と言いながら、結構な時間をかけてしっかり見てもらえました。
こちら側にはモニターがなく、様子はわからず。
先生との話
診察室に戻り、ユズオも一緒に話を聞きました。
担当の先生は若い男性。(難読名字だったので私達はナミナミ先生と勝手にあだ名をつけて呼んでいました。)
↓以下、ナミナミ先生の話
結論から言うと、確かに卵管内に[それらしい影]はあるんだけど、今の時点では赤ちゃんと断定できない。
今の血中hcgは864で、まだ正常妊娠の可能性も無いとは言えないライン。(hcgが1000こえると確実に胎嚢が見えると言われているため)
この状態ではお腹を開けられないので、hcgが1000以上になって、心拍が確認出来る頃までは様子見で。
明日また来てもらって再検査して、hcgが下がっていればそのまま流産に向かうと思う。
もし上がっていたら子宮を掻爬して中身が無いか確認するかも。そのまま入院して手術になるかも。入院荷物はまた明日も持ってきてもらった方がいいかも。
というわけなんで、今日のところは帰ってもらっていいですよ。
…そんな話でした。
今すぐ手術だとか家族を呼んでとか…話を大きくした割に、もう帰れって…
明日また来たら手術かもって…
えー・・・??…
ユズオの方をちらっと見ると…
あ、すごい何か言いたそうな顔してる。
シオリ「あの、明日手術になるかもしれないような状態なのに、今日は入院しなくても大丈夫なんですか?」
先生「入院してもらったところで、やることないですからね。」
(やることなくても病院に居たら安心なんですけどね…。)
ユズオ「じゃあ今の時点では、卵管が破裂するとかの心配は無いと思っていいという事ですか?」
先生「無いとは言ってませんよ。家で破裂する可能性もあります。」
( あるんかい )
先生「お腹痛くなったらまた来て下さい。病院は24時間やってますから。夜中なら救急車呼んでもらったらいいので。」
シオリ 「救急車呼ぶって…どれくらいのレベルの痛さで判断したらいいんですか?」
先生「いてててて~、くらいですかね。」
シオリ ユズオ ( は? )
シオリ 「…仕事の予定はどうしておいたらいいですか?」
先生「2週間くらいは休んでおいて下さい。」
終了。
モヤモヤ
・・・・・。
言いたい事は色々あるんだけど、何からつっこんだらいいのか。
診察終了後、2人で顔を見合わせて沈黙が続きました。
翌日の予約を取って終わり。
■本日のお会計…¥5070
帰り道
つまり明日手術かもしれないし、流産かもしれないし、いつどうなるかわからないと…。
って、昨日から状況が何一つ変わってないよね?
お互い職場に何て言ったらいいんだ…。
ユズオも大変困っていました。
仕事を急遽抜けてきた手前、何も無かったとは言いにくいし。
シオリ 「まだ昼だけど、今から仕事戻…る…?」
ユズオ 「いや…さすがに戻りにくいし…今日はもう休むよ…。」
ですよねー・・・・
何か文句を言いたいんだけど、誰が悪いわけでもない(強いて言うならナミナミ先生の態度は悪い)という状況に、気まずい空気が流れっぱなしでした。
本当ごめんよ…。
職場に報告
とりあえず私は「今日のところは様子見になったけど、明日の再検査の結果次第で急遽手術になるかもしれないので2週間程は休むように言われた」とそのまま報告し、しばらく休ませてもらうことにしました。
それ以外どうしようもない。
後で気付いたこと
帰ってから冷静に考えたら。
「今のところは手術をせずに様子見」って…
このまま成長したら心拍や胎芽が見えてくるから、その時を待って手術するってこと。
つまり、
生きてるのが確定したら殺しますってこと??
なにそれ…。
こんなに待ち望んでいたのに、生かしてあげられない。
ほんの数センチ、場所が違っただけなのに。
なんで。
心の準備
破裂の可能性が無いわけではないと言われてしまうと、急変が怖い。
少しでもおかしいと思ったら夜中でも救急車かタクシーを呼ぼうと、心の準備をしてから寝ました。
(結局、何事もなく朝を迎えた)
再び、朝一で病院へ。
ここまでの治療費総額…¥244,040
No.45に続きます。