No.60ー転院から手術まで①

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2018年7月頃のお話です。

  • 前回のお話はこちらから→No.59
  • この周期をはじめから読む→No.52

陽性判定後の記事です。

12:00 採血

受付から1時間待って、ようやく検査に呼ばれました。

手術の可能性があるから色々調べるということで、エイズ検査をする同意書を記入。(内容は全然覚えてないけど、簡単に読んでサインするだけだったはず)

それから検査室に移動して、尿検査と採血でした。

尿検査するなんて聞いてなかったから、待ち時間にトイレ行ってしまってて焦った…。

次に採血ですが、私は針が刺さるところを直視出来ないタイプなので、絶対に最後まで目をそらしたまま耐えてます。でもこの時は針が刺さってから、いつまでたっても終わらない。

何でこんなに時間かかるんだ?と思ってチラッと見たら…

何と6本も取っていました。(名前わからないけど、あの小さい試験管みたいな容器ね)

えー、めっちゃ抜いてるし…

前回の子宮外の時は確か4本だったので、それに比べても多いです。

しかも、それが終わると反対側の腕でもう一回採血

今度は緊急時の輸血に備えた血液型の検査でした。

ええぇ…まだ紹介状を見ただけで診察もしてないのに、既に手術決定みたいな空気じゃん…。

前回→「卵管に胎嚢らしいものがあるように見える

今回→「卵管に胎嚢らしいものがある(10㎜)

それだけの違いで、ここまで対応変わるとは。もう今回はこのまま手術になるんだろうなぁと覚悟しました。

12:30 問診

産婦人科に戻ってしばらく待ってから、看護師との問診でした。

紹介状をもとに、今までの経緯の確認など。

さっきの検査結果がわかりしだい先生の診察になるけど、すぐに手術になる可能性もあるので一応診察が終わるまでは飲食をしないようにお願いされました。

まじか…もうちょっとお茶飲んでおけばよかった…!

朝もほとんど食べていなかったから既にお腹ペコペコだけど、もうしばらく我慢です。

最後に何か質問などはあるか聞かれたので、失礼かとは思ったけどどうしても気になることを。

以前の子宮外妊娠でここに来た時…初めてのことで不安しかないのに、担当だったナミナミ先生の説明の仕方はなかなか酷くて良い印象が無かったので、他の先生に診てほしかったんです。

シオリ
シオリ

あの、担当ってナミナミ先生ですか?

もしできれば他の先生に診察をお願いしたいんですが…。

前回ちょっと…あの先生の言い方とかが…色々…(ゴニョゴニョ)

看護師さん
看護師さん

あー…(察し)

ごめんね、この分野の専門だと、どうしてもナミナミ先生しか居ないの。

何かあったらフォローするから!

それで何とか…大丈夫そうかな??

シオリ
シオリ

あっ、全然大丈夫です!

すみません(^_^;)…

看護師さんの反応で、ナミナミ先生は普段からそういうことがある人なんだろうなと思いました(笑)

まぁ仕方ない。「嫌な先生だ」って心の準備をしておけば問題なしです。

さらに待って、13時過ぎにようやく診察に呼ばれました。ここに着いてから2時間、長かった…。

13:00 診察

診察室に入ってから、まずはエコー。

しばらくして「これだね」と確認できた時、先生がカーテンを開けてモニターを見せながら説明してくれました。

画面の中には黒い丸があって、卵黄嚢もうっすら見えていました。

これが噂の卵黄嚢!なんて神秘的で綺麗なんだろう…。

子宮外ということは疑ってなかったので、改めて悲しみが溢れる…なんてことは意外と全くない。

ずっと化学流産だと思っていたのにここまで育っていたことに、単純に感動していました。

診察室に戻ると、ナミナミ先生の後ろにはさっきの看護師さんの姿が。何をするでもなく終始そこに立って、ひっそりと一緒に話を聞いてくれていました。

あ…フォローするってそういうこと…!!

しかも後から「今日は大丈夫だった?」ってわざわざ聞きに来てくれました。優しすぎる…。気を遣わせてしまって申し訳なかったです。

話が逸れましたが、先生の話。

今回の血中hCG値は3860

子宮には何もなく卵管内に胎嚢が見えているので、やはり子宮外妊娠であることが確定で、とりあえず今すぐ入院

今のところ出血なども無く、自然には流れない可能性が高いけど、即手術にはならないから急いで家族を呼ぶ必要はない

病室の準備が出来たらまた呼ぶから待っててね。

…ということでした。

前回と対応違いすぎ…!

とはいえ、こうなることは何日も前から想定していて入院荷物も持って来ていることだし、特に動揺はありませんでした。

周りの妊婦さん達を見ると「何で私だけ?」と思って虚しくなるけど…それを妬んでもしょうがない。

自分はこうなってしまったんだから、しょうがないじゃん。

諦めに似た、淡々とした気持ちでした。

13:30 待ち

待ち時間、ユズオに連絡。

今日は普通に仕事に行きつつも、何かあればすぐ早退できるように調整してもらっていました。

シオリ
シオリ

結構しっかり育ってて、今から入院になった。でも即手術は無いから、急いで来てもらわなくてもいいみたい。

ユズオ
ユズオ

そっか…。仕事なるべく早めに終わらせて面会時間内には間に合うように向かうね。

何時に来てくれるかなー。それまで1人か…ちょっと寂しい。

妻が入院だっていうのに仕事を優先なんて(怒)!とかは思いませんでした。仕事も大事だしなぁ~くらい。

それより何より、もう空腹が限界突破でした。

病室が決まったら、絶対に先にごはんを食べてから移動する!と心に決めていたけど…

しばらくして病室が決定したタイミングで、

衝撃的なことを言われました。

看護師:すぐに手術は無いって言ったんだけど、やっぱり今日のうちに子宮掻爬をすることになった。それが終わるまでは引き続き飲食禁止でお願いします。手術はご家族の同意が無いと始められないから、今すぐ旦那さんを呼んで下さい

・・・はい?!?!

っていうか何で掻爬???

とりあえず、急いでユズオに呼び出しの電話をかけました。

No.61に続きます。

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