No.263ー信じられないニュースで立ち直れなくなる

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2021年6月頃のお話です。

★前回のお話はこちらから→No.262 D9~D12

卵胞チェック

病院に着くとすごい混んでて、採卵で何かトラブルがあったっぽい雰囲気。いつもより1時間くらい余分に待ち時間があって、何もしてないのにもう疲れる。

先生 あ、もう育ってるね~。

卵は21×15㎝と12×12㎝の2個。

シオリ 明後日と明々後日が仕事で都合が悪くなっちゃって、金曜日(D16)まで引っ張れないかなーと思ったんですけど…

先生 え、金曜?いや~そこまでは引っ張れないんじゃないかなぁ~(苦笑) とりあえず明後日もう一回みてホルモン検査→間に合いそうなら金曜に採卵しようか。多分間に合わないと思うけどね。

そんな感じで終わって診察室を出てからふと、もしかしてどうしても金曜まで粘って採卵したいんだって思われたかな?と思う。無理そうならもう今からタイミングに切り替えで大丈夫って言えば良かった。採卵キャンセルなら今日か明日には仲良ししたいけど、採卵の可能性あるうちは刺激になるから禁止だったはず…

うん、まぁどっちでもいっか。勝手にしよ。

■お会計…¥3000

病院と仕事を終えて疲れ切って帰り、ぐだぐだネットを見ていたら信じられないニュースが目に飛び込んできました。

南明奈ちゃんの死産のニュース。

ほんの少し前に妊娠を公表されたばかりで、同い年なのと不妊治療をしていたところに勝手に親近感を感じていたから本当に嬉しかった。その子が生まれる頃にはきっと自分もと、希望の光でもあった。

妊娠出産は何があるかわからないって言っても、芸能人が妊娠発表したら数か月後には出産のニュースが流れるのが当たり前で、トラブルがあったなんて聞いたことない。

それなのに何で。

不妊治療後の死産というのがどういうことなのか、想像しただけで涙と震えが止まりませんでした。

その悲しみの大きさと初期流産とはとても比べ物にならないんだけど、どうしても自分と重ねてしまって30分くらい号泣してたら過呼吸になり、これはヤバいぞと全然関係ない話題を見てももう止まらない。

あれ、どうしたらいいんだっけ?息が出来ない。やばい。頭だけ妙に冷静なまま呼吸は荒く、倒れそうになりながら必死に口を手で覆って酸素を薄くしたら徐々に落ち着きました。

気分転換にお風呂に入っても心が死んでしまったように暗いままで、なんかもう…この人生、っていうと壮大すぎるけど ずっと何してるんだろうって。

こんなに苦労してもう一回妊娠しても、そこがゴールじゃない。無事に産まれる瞬間まで流産や死産に怯えて過ごすんだってことを改めて思い知らされた感じで、また精神のバランスがガタっと崩れてしまいました。

(※この話は飛ばそうか迷ったけど、アッキーナも今は出産されてとっても幸せそうなのでいいかなと思い書きました。)

ここまでの治療費総額…¥1,590,020

No.264に続きます。

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