No.189ー流産したら染色体検査をするのか

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★2020年12月頃のお話です。

★前回のお話はこちらから→No.188 胎芽だけが育たない謎

染色体検査とは

家に帰ってから調べた、流産になった場合の染色体検査。

最初は、確か胎児を調べる病理検査ってのがあったような…それのことを言ってるのかな?と思ったけど違いました。

病理検査っていうのは、胞状奇胎などの異常がなかったか調べるもの(?)で、保険がきいて数千円。

染色体検査っていうのは、胚の異常の有無を調べるもので、自費で6〜10万円高い…。

染色体異常があった場合→ダウン症とかモノソミーがわかる。正常だった場合→母体の問題(不育症)だったり、父親の問題なこともある。転座とかもこれでわかるらしい。不育症の可能性があるなら先に知っておいた方が、次の妊娠前に対処法を調べられるっていうメリットがある。

なるほど…。ただでさえ不妊で苦労してるのに、もし不育もあったらっていう不安はずっとあったから、高くてもこの機会に検査しといた方がいい気がする。

数ヶ月で自然妊娠できるなら次を待てばいいと思えるかもしれないけど、また一から体外やって数年かかってやっと妊娠したら実は不育でしたなんてことになったらシャレならんし。あ、だから勧められたのか…納得。

でもさ。そもそも自分はまだ体外続けたいのか??

考えたら2回の採卵で30個以上卵とれてるのに、受精したのがたった2個。今までの周期を全部足したら軽く50個以上の卵を消費してるのに産めてないわけで…

それって、今後続けたところで出産に繋がる受精卵なんか出来るか?

なんか、これ以上頑張る意味あるのかなって。それは誰にもわからないけどさ。

それでも体外続けるなら、安いところ選んでないでもっと有名なクリニックに移ったほうがいいのかも。でもそしたら出費は段違いで、それで妊娠できなかったら絶対精神持たないんだけど。

色々考えた結果・・・とりあえずユズオと相談して、体外を続ける事になるならこのタイミングで染色体検査はしておきたい。それで万が一、転座もしくは出産まで治療を続けないと継続できないような不育の要素が見つかった場合は、潔く不妊治療は止める。自分の中でそれは決めました。

ただでさえ2人の子とお別れしてて、今回も流産になれば3人目。

高い流産率を背負い続けてまで、何が何でも出産したいとは…もう言い切れない。

夫の意見

ユズオが帰ってから相談したら、既に染色体検査について自分で調べて知ってたみたいで、シオリよりよっぽど詳しかったです。びっくり。

ユズオの疑問は、受精卵はそもそも夫婦が作り出しているんだから先に調べるべきなのは胚の異常じゃなく夫婦に問題がないかどうかじゃないの?ってこと。

「胚の異常があって流産」と「胚は正常なのに流産」、結局どっちも原因は夫婦にあるんじゃない?って。その考えは自分には無かったから目からウロコでした。言われてみれば確かにそうだよね…。

いや、そしたら余計に不育や転座を調べておかないと気になるじゃんて話なんだけど。

ユズオは今の時点ではそこまで検査の必要性を感じていない(費用が高いわりに原因不明で終わることが多いから)けど、シオリが絶対やりたいなら反対はしないけど…っていう、なんとも煮え切らない感じ。

この日は結局、答えは出ないまま終わりました。

ここまでの治療費総額…¥1,271,390

No.190に続きます。

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