No.133ー女の子しか育たない家系のヤバすぎるジンクス

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20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。

※過去4年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから

★前回のお話はこちらから→No.132 体外の結果用紙が手書きメモの奇跡

私が女の子が欲しい理由について…かなり非科学的かつ薄気味悪い話になりますので、そういうのが苦手な方はご注意下さい。

グレードが良い胚盤胞を凍結出来て喜んだのも束の間…成長が早い胚は高確率で男の子だという研究結果を見つけてしまいました。グレードが2や3の卵は女の子が多いけど、5になると75%が男の子だって言うんです。

シオリの胚盤胞は ①4AA~5AA ②4AA の2つなので、両方とも男の子である確率が高いんじゃ・・・?

男の子だったらどうしよう。また駄目になるのかもしれない。

考えてるうちに頭の中は不安感でいっぱいになり、今日は卵が全滅だったって聞かされたのかな?ってくらいの絶望感。その翌日からも、昼までは元気でも夕方すぎると急に泣けてきたりだるくて動けなかったり。

採卵後&生理前のホルモンのせいもあると思うけど、まるで鬱のような精神状態がしばらく続いてしまいました。

こんなに不安になったのは、母から聞いていたあるジンクスが原因でした。

シオリの母は昔から、赤ちゃんの話題になると「男の子はダメよ」「弱いからすぐに死んじゃうんだよ」と事あるごとに言っていました。

確かに女性のほうが体が強いし長生きってのはあると思うけど、言っても人口の男女比は半々なのに大げさじゃない?いつまでも言っててしつこいなぁ、って不思議に思ってました。

でも大人になってから初めて、母の家系では男の子が不自然なまでに皆亡くなっていたことを聞いたんです。理由は色々だけど、本当に全く育ってないと。

この話の嫌なところは、「男の子が出来ない・産まれない」ではなく「育たない」って所。産まれるけど死んでしまう。

とはいえシオリは昔から自分が子供を産むなら100%女の子しかありえないっていう直感があって、男が産まれたらどうこうっていう話はまぁ関係ない事だと思ってたんです。ちなみに友達からも「シオリが男の子を産むのは想像できないから絶対女の子」って言われる。

それがユズオと結婚して、義両親に女の子が欲しいと話していた時…「うちの家系では女の子なんて産まれないって~。みんな男しか出来ないんだから!あはは~」と笑い飛ばされました。確かにユズオは男兄弟、ユズオ兄の子供も男の子2人。それはたまたまだと思ってたけど、本当に家系全体で男の子しか出来ないんだとしたら…?

シオリは過去2回妊娠してるけど、両方とも子宮外妊娠。それって決して「よくある話」ではないよね。その2回が男の子だったから起きたとしたらって考えると・・・

「男の子は育たないのに男の子しか出来ない」っていう絶望的な説が、ひょっとしたらマジなのかもしれないって薄々心配してたんです。だから余計に、絶対女の子が欲しかった。

そこにようやく出来た胚盤胞が、両方男の子っていう可能性。

考え出したらどうにも気になってしょうがなくなり…次に母と会った日に、ランチしながら改めてわかる範囲の家系図や母の実家の事を教えてもらいました。

まとめるとこう。

シオリ:ちょっと待って・・・これはヤバくない?

色々気味悪すぎて鳥肌が止まらない。どこを取っても怖いけど、特に仏壇のくだりはマジで何なんだ?

毎日夜まで預けられてた幼稚園時代、子供ながらに何か嫌な空気は感じてたけど…そりゃ感じるわとしか言えない(-_-;)

とりあえずすぐにでも取り壊してお祓いとかして欲しいところなんだけど、元々身内でも何でもない人から借りた土地の家だから今は無関係で、もうどうしようもないそう。誰も住まなくなってから10年以上、ずっとそのままの形で市内に建ってます。(だいぶ気持ち悪い)

シオリ母:そうね…改めて考えたら…だいぶヤバかったね・・・。 でもね、シオリはもうユズオ君の家に入ってるんだから。こっちとの繋がりはそこで切れたはずだから気にしなくて大丈夫よ。

いや、今更そんなこと言われても気休めにもならんわ。シオリの子供が2人流れてるのは事実なんだし。

祖父母は既に亡くなっているから、これより前がどうだったかは全くわからないそう。でもここに見えてる範囲だけでも、とても偶然では片付けられないというか何というか。

もうなにかしらの呪いがかかってるとしか…ねぇ。

っていうかもし叔母が結婚して子供が出来たら。シオリが一人っ子じゃなかったら。シオリが男子だったら…どうなってたんだろう。

これから胚盤胞移植してもし両方流産にでもなったら、そういうことだろうな。

頼むから卵ちゃんが女の子でありますように・・・。そう願うしかありませんでした。

ーこの話は詳しく書くか迷ったけど、あえて書きました。改めて書くとまた怖くなっちゃうけど、だからって気にしないとか忘れるとかは性格上無理だし、非科学的なことも世の中には実際沢山あると思うし。

「言霊」とか「気の持ちよう」って考え方は個人的にあんまり好きじゃないんです。それが通じるなら、不妊や望まない妊娠や不治の病で苦しむ人なんか居ないじゃんって思っちゃう。人生なるようにしかならない精神で頑張ってます(笑)

ここまでの治療費総額…¥1,015,610

(この体外周期の総額…¥254,947)

No.134に続きます。

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