20代から不妊治療をしているシオリとユズオ夫婦のブログです。子宮外妊娠や体外受精などの経験を絵日記風に紹介しています。
※過去４年分の事を遡って書いているため、記事はリアルタイムではありません。治療歴はこちらから
★2018年7月頃のお話です。
♡ここまでのあらすじ
タイミング周期でまさかの妊娠。喜んだのも束の間、５週の診察で２回目の子宮外妊娠が確定。その日のうちに転院すると、まずは子宮掻爬の手術を受けることになりました。
17:00 麻酔が覚めてから
術後すぐ、意識が朦朧とするなか過呼吸を起こした私。自分も周りもびっくりして焦りました。
落ち着いてから酸素マスクを外すと…
声が出ない。
麻酔の影響か喉が痛くて、声はかすれてガッサガサになっていました。(絶飲食になってから６時間水分をとっていないので、それも大きい)
でも今度は謎のハイテンションになってしまい、ペラペラとお喋りを始める私。
「さっきメリーゴーランドがあったんだけど、すごい綺麗だったんだよ」みたいな事は言った覚えがあります。
脈絡のない意味不明な話を、ガサガサ声ですっごく楽しそうに…１時間近くしていました。
自分でも、なに言ってるかわからないって自覚はあるんです。でも楽しくなっちゃって止まらないの。
見てる方は、さぞかし怖かったことでしょう。
そんな頭のおかしい私の話を、ユズオは手を握りながら「そっかそっか」と聞いてくれました。優しい…。
18:00 親が到着
喋っているうちに麻酔は完全に切れて、頭がハッキリ。まともに会話が通じるように戻りました。
ちょうどそのタイミングで、シオリの両親が病室に到着。
今日の朝、母に子宮外妊娠で日赤病院に行くと連絡してからバタバタと手術になって返信が途切れ、そこからはユズオが代わりに連絡を取ってくれていたみたい。それで心配して、仕事終わりに２人で来てくれました。父は特に寝耳に水状態で、めちゃくちゃびっくりしたと思います。
その時には私ももう割とケロッとして顔色も良かったので、安心しつつも拍子抜けした様子。
今ちょうど麻酔が切れたところだったよ～なんて４人で話していた時に、またナミナミ先生から説明があるということで別室に呼ばれました。
親も一緒に話を聞きたがったため、皆で行くことに。
話が入ってこない
手術が終わって１時間しかたっていないのに、もう甘やかしてはもらえず…点滴を押しながら自力で歩いて移動でした。
寝ている間は元気な感じがしていたけど、起き上がると想像以上にしんどい。
加えて生理痛のピークを重くしたような、ズドーンと響く鈍痛が襲ってきました。
椅子に座るだけでもう辛くて、ナミナミ先生の話が始まっても全然頭に入ってきませんでした。
もう無理だ…話を理解するのはユズオと両親に任せよう…でも今、どうしても聞きたいことがある…！
シオリ：先生、水分はもう摂って大丈夫ですか？
真夏に病院ハシゴして、丸１日検査やら手術やら…喉が渇いてもう限界。今日の手術は終わったんだから、最悪食事はまだ駄目だとしてもお茶くらいは飲めると信じていました。
先生：万が一卵管破裂したら夜中に緊急手術もありえるので、今日はこのまま絶飲食ですね。水もやめて下さい。
は？今、何て言った…？？？
No.64に続きます。
